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ktdiskのブログ

読んだ本の感想、所々の雑感、日々のあれこれを綴るブログ。

『間違いだらけの子育て』 子育てに魔法の杖はなし

間違いだらけの子育て―子育ての常識を変える10の最新ルール作者: ポー・ブロンソン,アシュリー・メリーマン,小松淳子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2011/05/31メディア: ハードカバー クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見るポー・ブロン…

『禁断の市場』現代の金融工学は原始的

本書の著者のマンデルブロは、数学者、自然科学者、経済学者という多彩な顔を持つ。また、『ブラック・スワン』の著者のあのへそ曲がりで気難しいタレブが、唯一尊敬と羨望の眼差しで見て、手放しで賞賛する人物。 本書は『ブラック・スワン』で取り上げられ…

『Nurtureshock』教育的な番組は実は子供の攻撃性を助長する?「子供の諍い」考

以前紹介した『Nurtureshock』の中でまた興味深い話があったので紹介したい。NurtureShock作者: Po Bronson,Ashley Merryman出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2009/09/03メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) …

『ブラック・スワン』を読んで思う原発問題 原発事故は再び起こることを受け入れる

「東関東大震災や福島原発の事故は”ブラック・スワン”である」という話を最近よく耳にする。ナシム・ニコラス・タレブという人が『ブラック・スワン』という本を書いて非常に話題になったこと、予期しなかった非常に稀な現象のことをタレブが”ブラック・スワ…

『NurtureShock』 子供は誉めたら伸びるのか、実は逆効果なのか?

『NurtureShock』という本を現在読み途中なのだが、なかなか興味深かい内容なので読み途中だが紹介を。NurtureShock作者: Po Bronson,Ashley Merryman出版社/メーカー: Grand Central Publishing発売日: 2009/09/03メディア: ハードカバー クリック: 3回この…

『後藤新平 日本の羅針盤となった男』 近代日本を作った男の構想力と実行力

本書は台湾総督府民政長官、南満洲鉄道初代総裁、東京市長、逓信大臣、内務大臣、外務大臣などの閣僚を歴任した後藤新平の物語。後藤新平は関東大震災後に帝都復興院の総裁として「国家百年の大計」の見地から東京復興策を練り上げた人物として昨今注目を集…

『営業力』 営業の感性を磨くために必要なこと

田坂広志の『営業力』を読んだので書評を。プロフェッショナル講座 営業力―「顧客の心」に処する技術と心得作者: 田坂広志出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2004/04メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (10件) を見るこの…

『日経ビジネス3月28日号 311 企業がすべきこと』日経ビジネスへの期待

今週の日経ビジネスは「311 企業がすべきこと」という特集でなかなか面白かった。冒頭で「復興に貢献する使命と決意」というタイトルで編集長の寺山さんの決意表明が掲載されており、非常に力のはいった文章で読み応えがあった。 誰が未曾有の難題に挑むのか…

震災で垣間みえる外資系企業の実情

大阪のホテルに予約殺到、外資系幹部の避難用か 【東日本大震災】H&M、関東全店舗休止 スタッフら最大2000人関西に 駐日大使館や外資系企業、帰国勧告や日本西部に避難 こういった記事を最近よく見る。この不透明な先行き感の中、各社によって対応が…

リアルタイムで人とつながるということ Twitterの力

Twitterを使用しはじめてかれこれ半年ほど経つ。ブログ同様つぶやきの頻度は低いものの情報収集、発信のツールとして重宝している。先週の大震災の際になかなか得がたい経験をし、「リアルタイムで人とつながる」というTwitterの力を実感することがあったの…

ぶれるGoogleとぶれない任天堂

日経ビジネスの2011年2月11日号の「ゲームのデフレを突破」という任天堂岩田社長のインタビュー記事と「大企業病に挑むグーグル(原題:Larry Page's Google 3.0)」という記事が何とも対照的でなかなか面白かった。 3〜4年前はGoogleの記事というと飛びついて…

翻訳についてのアメリカ人の頭の中

外資系企業の人であれば誰しも日本語化で苦労をしたことがあるはずだ。対象は社内文書だったり、お客様に向けた文書だったり、システムだったり様々。日本語化の重要性について理解をえられなかったり、その品質について考え方にギャップがあったり、とにか…

『小倉昌男 経営学』 「経営の現実」と「成功の軌跡」

小倉昌男の『経営学』を読んだので書評を。小倉昌男 経営学作者: 小倉昌男出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 1999/10メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 365回この商品を含むブログ (97件) を見る経営者の回顧録を何冊も読んできたが、名著もあれば、自慢…

「話を聞かない夫」に「話」を聞いてもらうのに大事な5つのこと

なんてタイトルをつけるといかにも自分自身が「話を聞く夫」かのようだが、私はどちらかというと「話を聞かない夫」の部類に入る。「聞かない」というより納得感が一定以上に達しないと「話」として知覚できないというほうが正確な表現ではあるが、世の女性…

『ビジョナリーカンパニー3 衰退の五段階』 アメリカ型経営の罠

ビジョナリーカンパニー3 衰退の五段階作者: ジム・コリンズ,山岡 洋一出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2010/07/22メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 140回この商品を含むブログ (43件) を見るジェームズ・コリンズによる『ビジョナリー・カンパニー』…

『これからの「正義」の話をしよう』 自分は何者なのか

名著と思うし、勉強にもなるし、人に勧めたいとも思うが、それを評する自分の能力への不安から、書評を書くことを躊躇する本がたまにある。『これからの「正義」の話をしよう』は、私にとってはそんな本だ。これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延び…

撤退が上手(?)なアメリカ人の気質

大分前になるが、@mhattaさんからTwitterで下記のような問いかけを頂いた。 アメリカの会社はやはり事後ストップのほうが多いですか。個人的には違いがあるということ自体に興味があります。 http://twitter.com/mhatta/status/24247217940 発端は、@mhatta…

『志高く 孫正義正伝』 孫正義のできるまで

『志高く 孫正義正伝』を読んだので書評を。志高く 孫正義正伝 完全版 (じっぴセレクト)作者: 井上篤夫出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2007/07/20メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 158回この商品を含むブログ (30件) を見る本書はジャーナリスト…

『東京の副知事になってみたら』 猪瀬直樹と言葉の力

猪瀬直樹(@inosenaoki)さんの『東京の副知事になってみたら』を読んだので書評を。東京の副知事になってみたら (小学館101新書)作者: 猪瀬直樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/06/01メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 185回この商品を含むブログ (28…

Twitterはじめました Twitterがでて変わったこと

2005年に本ブログを開設し、もう6年が過ぎた。最近は色々な事情ですっかり更新頻度が落ちてしまっているが、引き続き自分の考えを深める触媒としてブログを活用していきたい。自分にとってのブログを書くことの意味はこの6年でそれ程変わっていないのだが、…

産後女性のコモンセンスとパートナーシップへの雑感

先日マドレネットワークサロンという会に妻と一緒に参加をしてきた。マドレボニータという主に産後の女性を支援するNPO法人が主催するもので、妻もその活動の参加している。二組の夫婦をパネラーにして子育てというより夫婦間のパートナーシップについて色々…

『「思考軸」をつくれ』 出口というオヤジは噂通り器がでかい

『「思考軸」をつくれ あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由』を読んだので書評を。「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由作者: 出口治明出版社/メーカー: 英治出版発売日: 2010/06/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリッ…

『ジョゼフ・フーシェ - ある政治的人間の肖像』 政治力とは何か?

『ジョゼフ・フーシェ - ある政治的人間の肖像』を読んだので書評を。ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)作者: シュテファン・ツワイク,高橋禎二,秋山英夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/03/16メディア: 文庫購入: 6人 ク…

何をもってオープンソース・カンパニーとするのか?

Montyの"What is an Open Source Company?"というエントリーが面白い。世に自社のことをオープンソース・カンパニーとうたう会社は多いが、じゃぁオープンソース・カンパニーって一体何なのかということを問うている。エントリーの中で引き合いにだされたの…

「gifts(持って生まれたもの)」と「choices(自ら選択したもの)」

“The power of Words“ 経由で知ったジェフ・ベゾスのプリンストン大学での卒業式のスピーチがなかなか面白い。プリンストン大学というと2009年の世界大学ランキングでスタンフォードやマサチューセッツをおさえ、堂々の8位にランクされる俊英揃い(なお、日…

「仕事はできるが英語はできない」なんて考えはそのうち無くなる

楽天やファーストリテイリングが社内公用語を英語にしたことについて、議論が百出している模様。遅ればせながら私もこのネタに便乗してみたい。 英語が公用語という環境では、「仕事はできるが英語はできない」という人間よりも「仕事はできないが英語ができ…

挑戦 巨大外資(上・下) 長時間フライトのお供に最適

高杉良の『挑戦 巨大外資(上・下)』を読んだので書評を。挑戦 巨大外資 上 (小学館文庫)作者: 高杉良出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/12/04メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る挑戦 巨大外資 下 (小学館文庫)作者: 高杉良…

大手SIer(インド)の収益向上がとどまることを知らない件

"大手SIerの利益悪化がとどまることを知らない件"で紹介されている表をちょっと拝借し、営業利益率を加えてみた。 #sier-report { width:550px; border:1px solid #ccc; } #sier-report th,td { border:1px solid #f1f1f1; text-align:center; } #sier-repor…

死ぬときに後悔すること25 「死から生を考える」素養を磨く

『死ぬときに後悔すること25 -1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた』を読んだので書評を。死ぬときに後悔すること25作者: 大津秀一出版社/メーカー: 致知出版社発売日: 2009/05メディア: ハードカバー購入: 28人 クリック: 385回この商品を含む…

『20歳のときに知っておきたかったこと』 創造やイノベーションは単なる結果

『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』を読んだので書評を。20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2010/03/…

人は自由を獲得するために働いている

先週は海外出張だったため、飛行機の中で読むために日経ビジネスAssocieを購入。「今、読むべき本」という特集だったが、それ以上に「働く人の心に効く耳の痛い話」というコラムがとても面白かった。私の勤め先も少ないながらも新卒を採用したのだが、新入社…

『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』「人に関心を持つ」を因数分解する

誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール作者: 野口敏出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2009/07/21メディア: 単行本購入: 106人 クリック: 998回この商品を含むブログ (160件) を見る私は、初対面の人と話すのは得意ではない。子供の頃から人…

「図で考える」を実際にやる上での阻害要因

『図で考えるとすべてまとまる』を読んだ。図で考えるとすべてまとまる作者: 村井瑞枝出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)発売日: 2009/09/14メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 27人 クリック: 443回この商品を含むブログ (31…

中途採用面接でボーダーラインを超えるために必要なこと

転職をして2年が経つが、中途採用の面接を実施した数は30名は軽く超えている。中途採用のプロセスというのは、ボーダーラインを超えているかどうかをまず判断し、超えた人の中からスキル、経験、パーソナリティなどを考慮し、募集しているポジションに最適な…

『フリー からお金を生み出す新戦略』におぼえる違和感

話題のクリス・アンダーセンの『フリー からお金を生み出す新戦略』を読んだ。フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2009/11/21メディア: ハードカバー購入: 133…

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術 アクノレッジメントする生き方

『コーチングのプロが教える 「ほめる」技術』を読んだので書評を。〈NJセレクト〉 コーチングのプロが教える 「ほめる」技術作者: 鈴木義幸出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2009/10/08メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見…

OracleのMySQL買収フェーズ1終了とMySQLの行く末

EC(欧州委員会)がOracleによるSUNの買収を承認した。MySQLの創設者のMonty WideniusはEC(欧州委員会)がこの合併を否認するように、かなり精力的に活動をしていたが、残念ながら彼が望む結論にはいたらなかった。MySQLという代表的なオープンソース・ソフトウ…

『そして、奇跡は起こった!』 戦略とリーダーシップの本質

『そして、奇跡は起こった!』を読んだので書評を。そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還作者: ジェニファーアームストロング,Jennifer Armstrong,灰島かり出版社/メーカー: 評論社発売日: 2000/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 23回こ…

Googleの”The meaning of open”と"Open"であることの意義

Jonathan Rosenbergの"The meaning of open"を読んで初めに感じたのは、もう一つ上のレベルの議論を期待していたのに少し残念ということ。 "Open Source"、"Open Standard"、"Open Information"という分け方はきれいだし、それぞれについてわかりやすく定義…

Googleの"The meaning of open"の要点

Google の Jonathan Rosenberg が"The meaning of open"というエントリーを書いたのは、話題になったのでご存じの方は多いと思う。色々なリアクションを見ると、検索と広告のプログラムを"Open Source"にしない理由に対する突っ込みが非常に多いように思うが…

『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』 「できる人」を育てる原則論

『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』を読んだので書評を。〈NJセレクト〉 なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?作者: 吉田典生出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2009/10/08メディア: 新書 クリック: 13回この商…

日本とインドのシステムインテグレータの決定的な違いと日本の行く末

前回のエントリーで日本とインドのシステムインテグレータは非常に似通っているという話をしたが、今回は決定的に違う点を1点指摘したい。既にぶくまのコメントでも頂いているが、その違いは使用言語、もっと俗っぽいいい方をすれば英語力だ。インドのシステ…

インドの巨大システムインテグレータのはなし

以前、"インドのIT業界の階層構造事情"というエントリーを書いた際に、とある人気ブログの管理者の方から下記のような質問を受けた。 会社全体の組織体系はどのようになっているのか プロジェクトの進め方、チーム構成はどのようになっているのか プロジェク…

『生命保険のカラクリ』 30代必読?の1冊

岩瀬さんの『生命保険のカラクリ』を読んだので書評を。生命保険のカラクリ (文春新書)作者: 岩瀬大輔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/17メディア: 新書購入: 31人 クリック: 386回この商品を含むブログ (123件) を見る本書は、ライフネット生命の…

自動化、システム化についての雑感

現在アメリカ出張中で、先週1週間は自社の様々な業務の改善、改革についてアメリカの各担当者と情報共有、意見交換を行った。その中で再認識したのが、アメリカ人の自動化に対する飽くことのない欲望。「テクノロジーを活用すれば、機械に置き返ることできる…

搭乗口へはお早めに シカゴでの出来事

本日から2週間の米国出張。25日日曜日早朝に家を出発し、シカゴを経由して東海岸までの長旅。Door to Doorで24時間近くの大移動なるも、まぁそれ程大変ではないだろうとかなり楽観視していた。 というのも、2ヶ月ほど前夏休みで1歳と4歳の子供を連れて家族で…

『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造』 HBSに内在する歪みの正体

"生命保険 立ち上げ日誌"経由で知った『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造』を読んだので書評を。ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場作者: フィリップ・デルヴス・ブロートン,岩瀬大輔,吉澤康子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2…

NHK "トラッド ジャパン"はすごくおすすめ

愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論 (PHPビジネス新書)作者: 中谷巌出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2006/04/19メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (14件) を見るリーダーはある特定の分野の「専門家」「知識人」である必要はな…

父親が読むべき3冊の子育て本

本日はトーンを変えて子育ての本の紹介を。こんなブログに雑考を不定期に書きなぐっていながらも、私は実は2児の父だ。ビジネス書以外にも子育てに関する本もよく読んだりする。その経験から思うに、世の中に子育てほど、それ相応の学習と修練が必要にも関わ…

英語の発音を改善するためのステップ

先日、アメリカ人の同僚と昼飯を食べながら、私の英語力について話をした。私は音読をかなり長い間やっているので、発音は日本人の割りには良い方だと思っていたのだが、彼曰く「君は語彙はそれなりに豊富だが、発音には大いに改善の余地がある」と指摘をさ…

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