Thoughts and Notes from CA

アメリカ在住、外資系企業歴30年の日本人会社員。 アメリカでの生活、海外での子育て、外資でのキャリア構築、そして現地に暮らして見えてきたアメリカ政治のリアルまで、日々の体験を通じて気づいたことをゆるく発信。 グローバルに挑戦する日本人が、少しでも勇気を持てるような発信を目指しています。

『日本の定番料理10の謎』 家族をつなげるわが家の麻婆豆腐

「少し寒くなってきたから、肉じゃがでも作ろうかなぁ」、本日紹介する『日本の定番料理10の謎』は、そんな料理心がくすぐられる本だ。 日本の定番料理10の謎 ポテトサラダはなぜ「おかず」になったのか NHK出版新書 作者:樋口 直哉 NHK出版 Amazon 本…

アメリカで日傘をさし「無敵のおとうさん」になる

日本でも男性の日傘がだいぶ浸透してきた。私も、この夏の一時帰国では躊躇なく大いに日傘を使い、不快指数を下げることができた。私の住む北カリフォルニアは、夏は暑いときは40度くらいの気温に達するが、湿度が非常に低く、木陰にはいるとぐっと快適さが…

トランプがどうして支持されるのかではなくて、トランプにすらどうして民主党は負けたのか、という話

日本の報道のトランプ大統領の発言、政策を見て、「アメリカ人はどうしてあんな大統領を選んだんだろう」と未だに腑に落ちない日本の方は多いと思う。この話は視点を変えて、「最近の民主党がトランプに負けるほど支持を失ってしまったの何故か?」というよ…

「福音派」って言葉が今ひとつ腹落ちしないわけー『キリスト教でたどるアメリカ史』

長いこと住んでいたノースカロライナではよく見て、カリフォルニアではあまり見ないモノと言ったら、大きな教会だ。もちろんカリフォルニアにも教会はあるのだが、規模と存在感が違う。ノースカロライナでは街の至るところに大きく立派な教会があり、田舎道…

目標と仕組みの先にあるもの――行動がアイデンティティを変える

期待をはるかに上回る数値をだす体重計を前に「今度こそ痩せる!」と何度ジム通いを始め、何度気付いたらジムに行かなくなるというサイクルを繰り返したことだろう。そんな、私も最近は、 食事管理を徹底し、日々の摂取カロリーとPFCを測定し、 ジムに通いつ…

一人の時間を満喫し、家族のいる人生について考える

">家族が一時帰国で日本に戻ってから1か月弱がたつ。私は元々料理は好きだし、家事も様々なテクノロジーのお陰で苦にはならない。普段は妻がやってくれる、コーヒーを淹れたり、洗濯物を畳んだりすることは自分でしないといけないので、若干の負担増はあるが…

『プロジェクトリーダーの仕事』 プロジェクトが現実と向き合う瞬間にすべきこと

難しいプロジェクトに関わった人間が4、5人集まり、本書の内容をネタに酒を飲み始めたら、話が尽きずに一晩中飲める、『プロジェクトリーダーの仕事』はそんな本だ。筋の通った理論、プロジェクトの現場に渦巻く苦闘や葛藤、そしてゴールを実現するリーダー…

531ページの課題図書に取り組む息子のはなし

531ページの課題図書で終わった息子 学校から帰ってきた息子が「お父さん、終わったわ、、、」とため息混じりにこぼす。 どうも、授業の課題図書で渡されたのが、『All the light we cannot see』という原書で531ページの大作である、という。本を読むのがそ…

風邪の診療代が9万円でほっとした話

風邪の診療代が9万円 3月半ばくらいからのど風邪をひいてしまい、1週間以上床にふせっていた。はじめの3日ほどはベッドから動けず、治る兆候も一切なかったので、意を決して土曜日にUrgent Care(緊急医)にかかることに。 細菌検査と抗炎症剤の注射をしても…

補習校における「家庭学習」の肝

毎週出される大量の宿題と金曜日の夜の追い込まれた親子の阿鼻叫喚。これはよく見る補習校に通う家族の金曜日の夜の風景だ。多くの欧米の在外子女は補習校に通っている。補習校は大抵、土曜日にだけ開校され、その1日で日本のカリキュラムにキャッチアップを…

本の要約はなぜ頭に残らないのか - AIとYouTube時代の『バカの壁』

450万部の大ベストセラー『バカの壁』 養老孟司氏の『バカの壁』は、新書で450万部も売れた大ベストセラーだ。本離れが進む状況で、今後この記録が塗り替えられることはないだろう。 バカの壁(新潮新書) 作者:養老孟司 新潮社 Amazon 最近、読書の幅を広げ…

イラク戦争を経験した退役軍人のリーダーシップ研修を実際に受けた話

">先日、退役軍人が講師を務めるリーダーシップ研修に参加する機会があった。アメリカは、日本よりも退役軍人が民間企業で働くケースが圧倒的に多い。そして、軍はアメリカ最大のリーダーシップ養成機関と言われており、退役軍人が記したリーダーシップ論の…

「国語力」はまだ取り戻せる 帰国入試というヒント

『誰が国語力を殺すのか』 アメリカで子育てをする人にとって、子供の日本語力、国語力をいかに育むかは大きなテーマだ。 そんな国語力について語った『誰が国語力を殺すのか』という興味深い本を読んだ。本書は現代日本の世相を丁寧に読み解きながら、国語…

自己責任の国で固定資産税を払い忘れたはなし

固定資産税、払ってなくねぇ? 2月といえばTax Return、いわゆる確定申告のシーズン。毎年やっていることではあるが、毎年新しい発見(トラブル?)やドラマがある。今年は固定資産税にやられた。 私は定番のTurbo Taxを使っている。Turbo Taxくんに2025年に…

心ではなく、身体から整えるということ —— 自律神経の仕組み

自律神経、交感神経、副交感神経という言葉はよく耳にする。「夜眠れなくなったりした時には、副交感神経を優位にしないといけない」なんてことも聞いたことはある。が、 副交感神経を「優位」にするって一体どういうことなのか? メラトニンって睡眠に良い…

アメリカ人旅行者が見た “ふつうじゃない” 日本の風景15選(中編)

日本に旅行したアメリカ人が、その印象をまとめたブログ記事を前回紹介した。外から日本を見る海外旅行者の視点は、外と中の両方からみることができる私にも興味深い。 前回は「トイレ」「サラリーマン」「コンビニ」「満員電車」「礼儀正しさ」といったトピ…

教科書のない国で自分の『物語』を再構築するー『Educated』を読んで

">アメリカの小学校に子供が通い始め、最初に衝撃を受けたのは、「教科書がない」ことだった。日本には国の検定を受けた教科書があり、国によって「教育の正解」が定められている。一方で、アメリカでは全国共通の教科書がなく、何をどのように教えるかは州…

アメリカ人旅行者が見た”ふつうじゃない”日本の風景15選(前編)

最近、日本を旅行をしたアメリカ人のブログを見ている。旅行者の日本に対する感想には、日本への新鮮な視点が溢れており、色々興味深い。アメリカ在住の日本人からすると、「そうだよね、わかるよー」という点もあれば、「そんなとらえかたするのか!?」と…

とあるTOEICの問題から考える「道具としての英語」教育

とあるTOEICの問題 正月にSNSをだらだら見ていたら、こんなTOEICの問題を目にした。 There is ( ) data available online today.A) manyB) fewC) muchD) several 正解は C) much。data は不可算名詞なので、その前につけることができるのはmuchだけ、という…

「良いところは楽しみ、悪いところはいなす」—12年暮らして思うアメリカ生活

チェックインカウンターでのふとした雑談 今年の年末休暇はメキシコのビーチリゾートでのんびり過ごした。時間があったら読もうと思っていた本や漫画を読んだり、ジムで時間を気にせずうトレーニングしたりと、久しぶりにゆっくり骨を休めることができた。そ…

アメリカ企業リストラのリアル 残された人たちの翌日

リストラが実施された初日は、何よりも「誰が対象か」の確認と、その告知に全リソースが割かれる日になる。だからこそ、当日に何のお達しもなかった社員は、翌朝、会社のアカウントにログインできることを確認してようやく一息つくことになる。だが、そこで…

アメリカ企業リストラのリアル Slackの「Deactivate」が意味するもの

先週、私の勤める会社で大規模なリストラが実施された。 転職して3年になる会社で、日々仕事をしてきた同僚の何名かも対象になってしまい、心が痛む。 私はファイナンスの仕事をしているので、その日にリストラが断行されることを把握していたが、殆どの社員…

「1週間後に辞めるの!?」それでも応援が集まるアメリカの職場

">私と同じ部署に所属するティム(仮名)が会社を辞めるとのこと。私はFP&Aという主に売上と経費の管理をする部署に所属するので、年度末のこの時期は最も忙しい。そんな超忙しい時期に、主力のティムがいなくなるのはかなりきつい。しかも、辞めるのは1週間…

「メリークリスマス」に垣間見るアメリカの分断と融合

アメリカでも、日本の年賀状のように次節の挨拶として年末にカードを送る習慣がある。「謹賀新年」のように定型の言葉を飾る文化もあり、クリスマスシーズンに送るので「Merry Christmas」でも良いのだが、わが家は無難さを重視して宗教色の薄い「Happy Holi…

「メリークリスマス」に垣間見るアメリカの分断と融合

アメリカでも、日本の年賀状のように次節の挨拶として年末にカードを送る習慣がある。「謹賀新年」のように定型の言葉を飾る文化もあり、クリスマスシーズンに送るので「Merry Christmas」でも良いのだが、わが家は無難さを重視して宗教色の薄い「Happy Holi…

英語力の弱さゆえに発揮できた「聞く力」

">日本に一時帰国して必ず行くのはラーメン屋と本屋。本屋で平積みの本を見るのは、アマゾンでおすすめをポチるのとは違う独特の醍醐味がある。流行りの本が書店の中央に陣取る一方、「この本まだ売れてるんだぁ」と、根強く平積みの位置を維持するロングセ…

旅行の予約でやっちまった話 ~返金不可から返金を勝ち取る10日間~

私:The Towers at Pueblo Bonito Pacifica – All Inclusive を予約しました。念のために確認ですが、こちらはAdults Onlyではないですよね?Chat GPT:ご安心ください。The Towers at Pueblo Bonito Pacifica – All Inclusive は、親ホテルである Pueblo Bo…

中高年の「推し活」考 それは自分を再発見すること

">40代、50代は働き盛りであると共に「推し活」盛りだ、と言っても過言ではないくらい、同年代は推し活に精を出している。妻は数年前から、日韓合同のオーディションから結成されたNiziuの推し活に励んでおり、私の兄はちいかわの推し活に勤しんでいる。Face…

『DIE WITH ZERO』ETFの配当より「記憶の配当」を

私は財布の紐は結構かたいほうだ。 「値ごろ感がある」ものを購入できた時は、すごく幸せな気分になるし、つまらない「無駄金」を使うのはとにかく嫌いだ。ノースカロライナ州では必ず$3はした「おかめ納豆3パック」が、物価の高いカリフォルニアでは$2.5で…

2025年夏、一時帰国で感じたあれこれ

今年も殆どの子持ち在米日本人の皆さんは、「夏の一時帰国」を終えたことでしょう。家族や友人との再会、日本食の堪能、買い物にパッキングと慌ただしくもあっという間に過ぎ、増えた体重と共に帰米するというのは毎年のパターン。わが家は今年は11度目の…

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