Thoughts and Notes from CA

アメリカ西海岸の片隅から、所々の雑感、日々のあれこれ、読んだ本の感想を綴るブログ。

Book

『そして、奇跡は起こった!』 戦略とリーダーシップの本質

『そして、奇跡は起こった!』を読んだので書評を。そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還作者: ジェニファーアームストロング,Jennifer Armstrong,灰島かり出版社/メーカー: 評論社発売日: 2000/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 23回こ…

『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』 「できる人」を育てる原則論

『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』を読んだので書評を。〈NJセレクト〉 なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?作者: 吉田典生出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2009/10/08メディア: 新書 クリック: 13回この商…

『生命保険のカラクリ』 30代必読?の1冊

岩瀬さんの『生命保険のカラクリ』を読んだので書評を。生命保険のカラクリ (文春新書)作者: 岩瀬大輔出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/10/17メディア: 新書購入: 31人 クリック: 386回この商品を含むブログ (123件) を見る本書は、ライフネット生命の…

『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造』 HBSに内在する歪みの正体

"生命保険 立ち上げ日誌"経由で知った『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造』を読んだので書評を。ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場作者: フィリップ・デルヴス・ブロートン,岩瀬大輔,吉澤康子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2…

『今日からできる上手な話し方』 「話す」という行為のチェックリスト

臼井由妃さんの『今日からできる上手な話し方』を読んだので書評を。今日からできる 上手な話し方作者: 臼井由妃出版社/メーカー: 中経出版発売日: 2008/12/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (5件) を見る「…

『一勝九敗』 国産回顧録の迫力

あまりにネタがないので、今読んでいる最中のファーストリテイリングの柳井さんの『一勝九敗』の読中感想を。一勝九敗 (新潮文庫)作者: 柳井正出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/03/28メディア: 文庫購入: 24人 クリック: 135回この商品を含むブログ (90…

『外資系トップの仕事力II』 多様な仕事観にふれる

『外資系トップの仕事力II』を読んだので書評を。外資系トップの仕事力II―経営プロフェッショナルはいかに自分を高めたか作者: ISSコンサルティング出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/10/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 30回この商品を含…

『日本文化の模倣と創造』 再創と独創の戦い

『日本文化の模倣と創造』を読んだので書評を。日本文化の模倣と創造―オリジナリティとは何か (角川選書)作者: 山田奨治出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2002/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (22件) を見る本書は、「人…

『ヒトデはクモよりなぜ強い』 「ヒトデ型」をありのままにとらえる

遅ればせながら『ヒトデはクモよりなぜ強い』を読んだので書評を。ヒトデはクモよりなぜ強い作者: オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム,糸井恵出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/08/30メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 202回この商品を含…

リード・ユーザー・イノベーションと範囲の経済

長く本棚でほこりをかぶっていた『民主化するイノベーションの時代』を読んだので書評を。民主化するイノベーションの時代作者: エリック・フォン・ヒッペル,サイコム・インターナショナル出版社/メーカー: ファーストプレス発売日: 2005/12/09メディア: 単…

『シリコンバレーから将棋を観る』 予定調和と将棋の完成度

『シリコンバレーから将棋を観る』を読んだので書評を。シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/04/24メディア: 単行本購入: 95人 クリック: 1,178回この商品を含むブログ (161件) を見る 本…

『暴走する資本主義』 超民主主義ではなく、超資本主義になったわけ

昨年話題となった『暴走する資本主義』を読んだので書評を。暴走する資本主義作者: ロバートライシュ,雨宮寛,今井章子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/06/13メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 170回この商品を含むブログ (95件) を見る 筆…

『ザ・サーチ』 学術的に現実的で面白いことへのこだわり

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた作者: ジョン・バッテル,中谷和男出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2005/11/17メディア: 単行本 クリック: 76回この商品を含むブログ (231件) を見る遅ればせながらにも程があるが、積ん読でほこりをかぶっていたジョン・…

『村上式シンプル英語勉強法』 英語勉強の倦怠期のど真ん中にいる方におすすめ

村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける作者: 村上憲郎出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 26人 クリック: 505回この商品を含むブログ (230件) を見る本書は昨年グーグル日本支社の社長を退任し、名…

『コーチング・マネジメント』 いかにして自発的行動をうながすか

『コーチング・マネジメント』を読んだので書評を。コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる作者: 伊藤守出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2002/07/24メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 56回この商品を…

『大人の仕事ドリル』 ビジネスの芸風を広げる

大人の仕事ドリル―反常識思考でビジネススキルが大幅アップ作者: 池田輝久出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/05/18メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る仕事術系の本は読みすぎで食傷気味だったが、この『…

『日本語が亡びるとき』 言葉の壁にぶつかった際のフレームワーク

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で作者: 水村美苗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/11/05メディア: 単行本購入: 169人 クリック: 12,657回この商品を含むブログ (459件) を見る水村美苗の『日本語が亡びるとき』を遅ればせながら読んだ。英語の世紀…

『道は開ける』 悩みから脱する3つのステップ

『道は開ける』を読んだので書評を。道は開ける 新装版作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山晶出版社/メーカー: 創元社発売日: 1999/10メディア: 単行本購入: 66人 クリック: 794回この商品を含むブログ (306件) を見る悩みや心配事が無い人はこの世に…

『人を動かす』 30代からの自己啓発書

『人を動かす』を読んだので書評を。人を動かす 新装版作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博出版社/メーカー: 創元社発売日: 1999/10/31メディア: 単行本購入: 174人 クリック: 3,319回この商品を含むブログ (633件) を見る本書は1937年に刊行され、…

『資本主義はなぜ自壊したのか』 日本の伝統を尊重した改革の方向性

資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言作者: 中谷巌出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/12/15メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 90回この商品を含むブログ (71件) を見る中谷氏の『資本主義はなぜ自壊したのか』を読んだので書評。 筆者は、…

『孫子の兵法』 人を致して人に致されず

『孫子の兵法』を読んでみた。孫子の兵法 (知的生きかた文庫)作者: 守屋洋出版社/メーカー: 三笠書房発売日: 1984/10メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 46回この商品を含むブログ (24件) を見る"孫子"はいわずと知れた中国の兵法書であり、書かれてから二…

『論語』 古を求め、之を知る

『論語』を読んでみた。論語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)作者: 加地伸行,谷口広樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/10/23メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 61回この商品を含むブログ (23件) を見る“論語“というのはそも…

『スティーブ・ジョブズの流儀』 能力と勇気をもって無駄を取り除く

『スティーブ・ジョブズの流儀』を読んだので書評を。スティーブ・ジョブズの流儀作者: リーアンダーケイニー,三木俊哉出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2008/10/23メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 237回この商品を含むブログ (90…

『クラウド化する世界』 進歩を実現するための強さを秘めた信念

Nick Carrの新著の邦訳『クラウド化する世界』を読んだので書評を。クラウド化する世界作者: ニコラス・G・カー,Nicholas Carr,村上彩出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2008/10/10メディア: ハードカバー購入: 21人 クリック: 162回この商品を含むブログ (160…

『働くということ』 新旧の就労観の交差する時代

働くということ (日経ビジネス人文庫)作者: 日本経済新聞社,日経=,日本経済新聞=出版社/メーカー: 日本経済新聞社発売日: 2006/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (20件) を見る本棚にある『働くということ』を改めて読み直して…

自己啓発本は「ありきたり」で「実践的でない」もの

ラクをしないと成果は出ない作者: 日垣隆出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2008/05/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 13人 クリック: 309回この商品を含むブログ (192件) を見る『ラクをしないと成果は出ない』を読んだ。 この手の本を読む時に、私…

この夏休みに読み返したい3冊

まだ予定が確定していないのだが、今年も夏休みは1週間とろうと考えている。毎年海外旅行に行くのだが、今年は諸般の事情から旅行に行けないので、家で久しぶりにのんびりする予定。買いためている本ももちろん読もうと思っているが、3冊ほど読み直してみた…

『文章のみがき方』 伝えたいという書き手の心の静かな炎

『文章のみがき方』を読んだので書評を。文章のみがき方 (岩波新書)作者: 辰濃和男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/19メディア: 新書購入: 6人 クリック: 77回この商品を含むブログ (68件) を見る 「天声人語」を13年間担当した朝日新聞の元論説委…

梅田望夫というロールモデルの「手の届く感」

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)作者: 齋藤孝梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/05/08メディア: 新書購入: 79人 クリック: 1,862回この商品を含むブログ (314件) を見る遅ればせながら『私塾のすすめ』を読んだので書評を。…

官僚の無能力化と既得権益への固執という負の連鎖

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白作者: 高橋洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/19メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 545回この商品を含むブログ (145件) を見る『さらば財務省!官僚すべてを敵にした男の告白』を読んだ。タイトル…

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