Thoughts and Notes from CA

アメリカ在住、外資系企業歴30年の日本人会社員。 アメリカでの生活、海外での子育て、外資でのキャリア構築、そして現地に暮らして見えてきたアメリカ政治のリアルまで、日々の体験を通じて気づいたことをゆるく発信。 グローバルに挑戦する日本人が、少しでも勇気を持てるような発信を目指しています。

America Life

531ページの課題図書に取り組む息子のはなし

531ページの課題図書で終わった息子 学校から帰ってきた息子が「お父さん、終わったわ、、、」とため息混じりにこぼす。 どうも、授業の課題図書で渡されたのが、『All the light we cannot see』という原書で531ページの大作である、という。本を読むのがそ…

風邪の診療代が9万円でほっとした話

風邪の診療代が9万円 3月半ばくらいからのど風邪をひいてしまい、1週間以上床にふせっていた。はじめの3日ほどはベッドから動けず、治る兆候も一切なかったので、意を決して土曜日にUrgent Care(緊急医)にかかることに。 細菌検査と抗炎症剤の注射をしても…

補習校における「家庭学習」の肝

毎週出される大量の宿題と金曜日の夜の追い込まれた親子の阿鼻叫喚。これはよく見る補習校に通う家族の金曜日の夜の風景だ。多くの欧米の在外子女は補習校に通っている。補習校は大抵、土曜日にだけ開校され、その1日で日本のカリキュラムにキャッチアップを…

イラク戦争を経験した退役軍人のリーダーシップ研修を実際に受けた話

">先日、退役軍人が講師を務めるリーダーシップ研修に参加する機会があった。アメリカは、日本よりも退役軍人が民間企業で働くケースが圧倒的に多い。そして、軍はアメリカ最大のリーダーシップ養成機関と言われており、退役軍人が記したリーダーシップ論の…

「国語力」はまだ取り戻せる 帰国入試というヒント

『誰が国語力を殺すのか』 アメリカで子育てをする人にとって、子供の日本語力、国語力をいかに育むかは大きなテーマだ。 そんな国語力について語った『誰が国語力を殺すのか』という興味深い本を読んだ。本書は現代日本の世相を丁寧に読み解きながら、国語…

自己責任の国で固定資産税を払い忘れたはなし

固定資産税、払ってなくねぇ? 2月といえばTax Return、いわゆる確定申告のシーズン。毎年やっていることではあるが、毎年新しい発見(トラブル?)やドラマがある。今年は固定資産税にやられた。 私は定番のTurbo Taxを使っている。Turbo Taxくんに2025年に…

教科書のない国で自分の『物語』を再構築するー『Educated』を読んで

">アメリカの小学校に子供が通い始め、最初に衝撃を受けたのは、「教科書がない」ことだった。日本には国の検定を受けた教科書があり、国によって「教育の正解」が定められている。一方で、アメリカでは全国共通の教科書がなく、何をどのように教えるかは州…

アメリカ人旅行者が見た”ふつうじゃない”日本の風景15選(前編)

最近、日本を旅行をしたアメリカ人のブログを見ている。旅行者の日本に対する感想には、日本への新鮮な視点が溢れており、色々興味深い。アメリカ在住の日本人からすると、「そうだよね、わかるよー」という点もあれば、「そんなとらえかたするのか!?」と…

「良いところは楽しみ、悪いところはいなす」—12年暮らして思うアメリカ生活

チェックインカウンターでのふとした雑談 今年の年末休暇はメキシコのビーチリゾートでのんびり過ごした。時間があったら読もうと思っていた本や漫画を読んだり、ジムで時間を気にせずうトレーニングしたりと、久しぶりにゆっくり骨を休めることができた。そ…

アメリカ企業リストラのリアル 残された人たちの翌日

リストラが実施された初日は、何よりも「誰が対象か」の確認と、その告知に全リソースが割かれる日になる。だからこそ、当日に何のお達しもなかった社員は、翌朝、会社のアカウントにログインできることを確認してようやく一息つくことになる。だが、そこで…

アメリカ企業リストラのリアル Slackの「Deactivate」が意味するもの

先週、私の勤める会社で大規模なリストラが実施された。 転職して3年になる会社で、日々仕事をしてきた同僚の何名かも対象になってしまい、心が痛む。 私はファイナンスの仕事をしているので、その日にリストラが断行されることを把握していたが、殆どの社員…

「メリークリスマス」に垣間見るアメリカの分断と融合

アメリカでも、日本の年賀状のように次節の挨拶として年末にカードを送る習慣がある。「謹賀新年」のように定型の言葉を飾る文化もあり、クリスマスシーズンに送るので「Merry Christmas」でも良いのだが、わが家は無難さを重視して宗教色の薄い「Happy Holi…

英語力の弱さゆえに発揮できた「聞く力」

">日本に一時帰国して必ず行くのはラーメン屋と本屋。本屋で平積みの本を見るのは、アマゾンでおすすめをポチるのとは違う独特の醍醐味がある。流行りの本が書店の中央に陣取る一方、「この本まだ売れてるんだぁ」と、根強く平積みの位置を維持するロングセ…

旅行の予約でやっちまった話 ~返金不可から返金を勝ち取る10日間~

私:The Towers at Pueblo Bonito Pacifica – All Inclusive を予約しました。念のために確認ですが、こちらはAdults Onlyではないですよね?Chat GPT:ご安心ください。The Towers at Pueblo Bonito Pacifica – All Inclusive は、親ホテルである Pueblo Bo…

2025年夏、一時帰国で感じたあれこれ

今年も殆どの子持ち在米日本人の皆さんは、「夏の一時帰国」を終えたことでしょう。家族や友人との再会、日本食の堪能、買い物にパッキングと慌ただしくもあっという間に過ぎ、増えた体重と共に帰米するというのは毎年のパターン。わが家は今年は11度目の…

40代の軌跡:自分の人生を生きること

歩んだ「獣道」は実は結構舗装されていた 私は、20代と30代は「キャリアの獣道」を歩んできた。新卒で入った会社は当時まだマイナーだった外資系コンサルティング会社で、正直就活する前は名前も聞いたことがなかった。また、初めて転職をする際は、日本法人…

40代の軌跡ーコミュニティ編 ファンドレイズ部の挑戦

保護者の善意で「元気玉」を作りたい 運営委員の経験を通して、子どもたちのために自分ができることをしてあげたい、という保護者の皆さまの善意を強く感じた。もちろん、人によって濃淡はあるのだが、それらの善意を「元気玉」のようにすくい上げる良い方法…

40代の軌跡ーコミュニティ編 渡米3ヶ月で運営委員長になったはなし

">私が40代に最も力をいれたコミュニティ活動と言えば、日本語補習校だ。入学して間もなく縁あって運営委員長を拝命し、その後は理事を勤めたり、ファンドレイズ部という保護者のボランティアグループの立ち上げ・運営に力を入れた。本記事では、入学してす…

40代の軌跡 仕事編 - 人との絆が紡いだ異国での10年

アメリカでの40代の幕開け 2013年の11月。肌寒い夕暮れのラーレーダーラム国際空港に家族と降り立つ。パンパンに詰まったスーツケースをレンタカーに詰め込み、ナビを頼りに慣れないアメ車でホテルに向かう。私の40代は、そんな一コマから始まった。 当時、…

インディアン・カジノに行ってみた - “保留地”の奥にあるアメリカのリアル

”インディアン・カジノの歴史と現在:6兆円産業の光と影”という『インディアンとカジノ』というちくま新書の紹介記事を以前書いた。 インディアンとカジノ ──アメリカの光と影 (ちくま新書) 作者:野口久美子 筑摩書房 Amazon それ以降、うちから20分近くのネ…

在米10年・わが家の米事情──日本産米5キロのアメリカでの価格は!?

">日本のニュースは米の話題で持ち切りの模様。ニュースで5キロの値段が今週はいくらかというのが常に取り上げられている。新農林水産大臣も備蓄米が2,000円で店頭に販売されるように奮闘し、備蓄米に長蛇の列をなしている様子をNHKのニュースで見た。備蓄米…

“アメリカ歴”がにじみ出る日本語のクセたち

">アメリカに住んで10年以上になるが、こちらに住む日本人と話していて、使う言葉から「あっ、この人はこっちの暮らしが長いんだろうなぁ」とわかる時がある。英語が上手とか、こちらの考えに染まっているとか、そういうのとは異なる「生活の中で染みついた…

トランプ政権”という症状──現地で見るアメリカ社会の今

「トランプはなぜ労働者階級の大きな支持を得ているのか」、この問いに対する面白い答えが今読んでいる本に書いてあった。 It's OK to Be Angry About Capitalism (English Edition) 作者:Sanders, Bernie Crown Amazon I think the more accurate answer as…

アメリカ在住10年:初めてのカナダ旅行での心地よい「違い」たち

">「たまには、遠出をしてみよう」、と思い立ち、春休みの旅行の行先はカナダにすることに。アメリカ暮らしは10年を超えるが、実はカナダは初めて。食べ物、人の温かさ、旅のしやすさ——どれも想像以上で、家族みんな大満足の旅に。今回はアメリカと比べなが…

おのれ「名もなき家事」 地味に手強い奴め

私の妻は日本に一時帰国中。大学受験が終わった娘の日本での一人暮らし生活の立ち上げを支援しつつ、入学式に参列するためだ。仕事と学校がある私と息子はアメリカで留守番。夏の一時帰国の際に、一人暮らしをすることは毎年のことだが、息子と二人暮らし生…

日本に旅立った娘のはなし - 10年半のアメリカ生活を経て、自ら選んだ未来

">昨年の6月、娘はアメリカの高校を卒業し、日本の大学に進学するために日本に旅立った。2013年11月にわが家はアメリカに移住したので、10年半のアメリカ生活に終止符を打ったことになる。 "> 渡米当初からの葛藤:「早く日本に帰りたい」 娘は日本が大好き…

校長室に呼び出された息子とゼロ・トレランス

「校長室に呼び出されちゃったよ、、、。」 今日、放送で校長室に呼び出されちゃったよ、、、。 学校から帰ってきた息子がいきなり物騒なことを言う。「いったい何をやらかしたのか?」、いや、そもそも息子は素行が悪いタイプではない。「何があったの?」…

アメリカの2024年の標準控除が442万円だった件

3月は私にとって日米の確定申告のシーズンだ。毎年期限ぎりぎりまで引っ張るのだが、今年は意を決して、2月中に全て終わらせた。今年はアメリカの証券会社の資料の不備で$15K近い追加納税を強いられそうだったが、ChatGPTやTurboTax(アメリカの納税ツール)…

移民から見た、 “かつて報われた人”たちの自由な選択

以前、PIPに入れた私の部下が医師の診断書をとり、傷病休暇を取得したという話をした。結局、彼は4ヶ月半の傷病休暇後に辞表を提出した。退職届けを受けた人事の担当がにこやかな絵文字とともに Sooooo glad he went this route, rather than returning to a…

トランプ政権の“汚れ役”?ヴァンス副大統領と司法の綱引き

私が少しひいきにしているアメリカ副大統領のJDヴァンスの発言が物議を醸しているようだ。 バンス米副大統領が司法を批判し、波紋を呼んでいる。財務省が管理する個人情報に、政府の新組織「政府効率化省」がアクセスすることを差し止めた連邦地裁判事に対し…

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