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ktdiskのブログ

読んだ本の感想、所々の雑感、日々のあれこれを綴るブログ。

中途採用面接でボーダーラインを超えるために必要なこと

Career

転職をして2年が経つが、中途採用の面接を実施した数は30名は軽く超えている。中途採用のプロセスというのは、ボーダーラインを超えているかどうかをまず判断し、超えた人の中からスキル、経験、パーソナリティなどを考慮し、募集しているポジションに最適な人材を選ぶという2つのステップから構成される。面白いのは、最終的に誰にオファーをだすかについては、インタビュアーの中で意見が結構わかれたりするのだが、ボーダーラインを超えているかどうかで意見が分かれることはまずないということだ。また、インタビュアーとしての面接の数をこなすと、始めの5分くらいで大体次のステップにすすめそうかどうかは直感的にわかる。本エントリーでは、今までの面接を思い起こし、ボーダーラインを超える人と超えない人の違いがどこにあるのかのポイントについて書いてみたい。

考えることが習慣付いており、自分の経験を一般化して簡潔に述べることができるか

考えていることが習慣付いており、物事を自分なりの視点で、その人の腹におちた言葉で話すことができるかどうか、これはかなり大事だ。自己PRを聞いたり、質疑を交わしたりすると、相手が常日頃からあれこれとモノを考えている人かどうかは大体わかる。例えば、プロジェクト管理の能力があるという自己PRをした人に、「それでは、プロジェクトを管理する上で、○○さんが何をおいてもこれが重要だということを上から2点だけ教えてください」という質問をしたとする。考えることが習慣付いている人は、その回答に苦労することはまずない。失敗や成功を重ねる中で色々考え、その人なりの視点でその経験を次に活かすべく一般化するというステップを踏んできているからだ。一方で、考えることが習慣付いていない人は、経験を経験談として話すことはできるが、それを一般化して簡潔に述べるということができず、この手の質問をすると大体びっくりして支離滅裂か、苦し紛れにありきたりな回答をすることが多い。こういう人は中途の面接で評価をえるのは難しいだろう。

こちらの質問をちゃんと聞いて、質問に対する答えをできる

コミュニケーション能力というのは仕事を円滑に進めるための潤滑油であるため、どんな募集であっても必ず重視される。面接というのはコミュニケーションそのものであるので、面接を通して自分がコミュニケーション能力が高いことが実証できれば、次のステップに進める可能性はアップする。で、面接の際にそれを証明する上での基本は、インタビュアーの質問をきちんと聞き、その意図を理解し、必要であったら質問に対して質問をし、意図に即した回答をし、自分の回答が相手の質問に対する答えにちゃんとなっているかを確認すること、だと私は思う。書いてみれば当たり前だが、これがきちんとできない人が結構多い。質問の意図を理解しないまま、とりあえずしゃべり始め、途中で自分が何を話しているかがわからなくなってしまう、というケースがよくあるが、こうなるとボーダーラインを超えるのは難しい。

具体的な実体験を、説得力を持って語れる

「洞察力が高い」とか、「業務分析能力が高い」とか、「アイデアで終わらせず実現化まできっちり持っていく能力がある」とか、自己PRなんてものは如何様にも言えるが、それをインタビュアーにわかりやすく伝えることができなければ、ボーダーラインを超えることはできない。私は、重要なポイントについては、必ず「では、その能力を○○さんが発揮した、何か具体的なエピソードを教えてください」とお願いする。ここで「うーん、具体的にと言われると説明が難しいですね」という素振りがでて、きちんとしたエピソードの紹介がなされないと、印象はかなり悪い。「その時の状況」、「自分の役割」、「自分のとった行動」、「その結果」が全て具体的に説明され、その能力を証明できれば、説得力が非常に増す。自分のアピールしたい点については、具体的なエピソードがきちんと紹介できるように事前に準備はしておくべきだろうし、もし適切な例がなければ、それは自分のアピールポイントとして適切ではないとも言える。

面接にのぞむ姿勢が前向きで、その場を楽しんでいるかどうか

転職を考えるにいたった背景というのは人によって様々だ。今の職場や仕事に満足していないという人もいれば、キャリアアップするために新しい仕事の機会を探している人もいれば、勤め先から退職を勧告されたという人もいる。背景は色々あれど、面接の場を、次の自分のチャレンジを探すための機会であるとか、インタビュアーという一個人との新しい出会いであるという風にとらえ、前向きに楽しむことはとても重要だ。その人と一緒に前向きに仕事を取り組むことがイメージしやすいからだ。一方で、現状の職場に対する不満や、職探しをしなければならない悲壮感が前面にでていると、その人と楽しく仕事をするシーンが頭に浮かんでこないため、それだけで印象がかなり悪くなる。人によって事情は様々だろうが、「面接そのものを楽しもう」という気持ちで面接にのぞむことを、強くおすすめする。

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