2回にわたって30代のキャリアについて、先日自分が相談した人から受けた助言を元にあれこれ書いてきたが本日はその最後。
最後に自分の決意も込めて書きたいのは「部屋でじっと考えているだけでは自分の可能性空間は広くならないし、自分が何に興味を持つ何者であるかもわからない、外に出て、人に会い、話をして、自分の考えをぶつけるという行動の後に、初めて何かをえることができる」ということ。
書いてみれば当たり前のことだし、頭の中では前からわかっていたことだし、自分としてはそれなりにやってきたつもりであったが、「あぁ、今自分に必要な量を全然こなしていない・・・」、ということを今回痛感した。具体的に、今まで自分の中で下記をルールとして、行動はしてきた。
- エージェントに紹介された転職候補のインタビューは直感的な興味の有無に限らず原則的には受ける(インタビューは実質的には3ヶ月に一度くらい)
- キャリアについて自分が考えていること、目標に向けての現状報告などのキャリア相談を2ヶ月に一度は誰かしらにのってもらう
- 各種セミナー、勉強会などには2ヶ月に一度は参加し、勉強、及びネットワーク活動をする
忙しい日常の中で自分なりにはやってきたつもりだったが、この頻度では効果が不十分であることが今回わかった。そもそも、かなり一人であれこれ考え込むタイプなので、自分のやわらかいキャリアイメージを人にぶつけることに躊躇があったというのは正直なところ。ただ、柔らかさに気後れしていたらいつまでたっても固まらないし、人にあって披露するという強制的な機会を作って自分を追い込むことも必要だと思うので、今回のことを機にルールを下記のように改定し、もっと果敢に外に出て、行動をしていきたいと思う。
- 早起きし、出社前の1時間を英語の勉強の時間にあてているが、そのうち2日分をキャリア形成のための活動に時間*1にあてる
- エージェントに紹介された転職候補のインタビューは今までどおり原則受ける
- キャリアの相談、目標に向けての現状報告などを誰かしらに1ヶ月に一度は実施する
- 各種セミナー、勉強会などには現状通り、2ヶ月に一度参加し、勉強、及びネットワーク活動をする
- 自分の興味のある業種、会社、人に1ヶ月に2人は会って、話を実際する機会を作る
- 上記の時間の確保のために、月に一度はそのための有給休暇を取得する
毎月、このために有給をとるというのも決して簡単なことではないが、時間の使い方を変えないと何も換わらないというのは事実。まずはこれでやってみようと思う。
最後に『フューチャリスト宣言』から引用。
研究室にこもって実験や思索を繰り返すのではなく、ダーウィンがビーグル号に乗って世界を見て、大英博物館で森羅万象ありとあらゆる分野の文献を渉猟したように、彼も生来のマルチな才能を前回に、毎日さまざまな刺激を受けながら自由に疾走する生活を選び取ったのである。
- 作者: 梅田望夫,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05/08
- メディア: 新書
- 購入: 15人 クリック: 170回
- この商品を含むブログ (691件) を見る
『フューチャリスト宣言』 〜おわりに P.210〜
「刺激を受けながら疾走すること」、これはキャリア形成にもあてはまる大事なポイントかどうかを確認していきたい。