私の読書に付箋はかかせないツール。読みながら付箋をするなど邪道という方もいるが、少なくとも私の脳のスペックでは気になったところに付箋をつけておかないと、本の消化ができない。
"無印良品「透明付箋紙」はスゴ品 - Future Insight"で紹介されている付箋も確かによいが、私は同じ無印でも10mmのミニ付箋を使用している。
昔は、白、グレー、青などのもう少し落ち着いた色のシリーズがあって、そちらの方が好みだったのだが、最近は販売していないようなので上記のカラフルなやつで我慢している。
この付箋のよいところはとにかく小さいこと。文庫本に貼っても欄外で十分収まる。
また、安い上に大してかさばらないので大量に購入し、各スーツのポケットに1つ、各カバンに1つ、コートにも1つと色々なところに忍ばせておけるので、「あぁ、本は持ってきたが、付箋を持ってこなかった・・・」ということがあまりない。
紹介した付箋を使用しての私の読書ステップは下記の通り。
- 本を読み、気になった箇所があったら、横向きでひたすらぺたぺた貼っていく
- 本を読み終わったら、付箋の箇所を2〜3度読み直す
- 読み直しの過程で「いつでも取り出せる状態にしたい!」と思った箇所は付箋をそのままにし、「いつでもなくてもよいが再読可能にはしたい」と思った箇所は付箋を斜めに貼りなおす
- 「いつでも取り出せる状態にしたい!」という箇所は書庫ブログに転記し、タグ付けをする
- 最後にブログに書評を書き、その本の評価をする
1.のステップでは、躊躇をせずとりあえず、気になったら貼っていくのがポイント。付箋を貼ってないと読み終わった後に、気になった特定の箇所には中々戻れないもの。読み直しの過程で、付箋をとるのは簡単な作業だが、貼っていなかった箇所を探すのはとにかく時間がかかる。値段を気にせず、ばしばし貼って、後から躊躇なく捨てれるのも、この付箋の良いところである。
4.のステップは正直かなり大変だが、良書の中で特に心に響いたPhraseは何度読み返しても良いものである。それなりの労力をかけて、心に響いたPhraseをウェブ上においていつでも再読可能な状態にしているが、ウェブ上の書庫は、本棚にある本と同様に私の貴重な財産となっている。
そもそも、私の脳のスペックでは繰り返し、繰り返しすりこまないと、自家薬籠中のものにはならない。ウェブ上の書庫に格納してある本については、たまに読み返したりするので、どの本にどんな金言が書いてあったかというのは大体思い出すことができる。
仕事で煮詰まった時にウェブ上の書庫を見て、過去に読んだ本の中から助言をえて切りぬけたことが何度もある。本に助けられるという感覚を覚えると、なかなか読書はやめられないものだ。
4.のステップは正直本を読み終わった後の最も憂鬱な作業ではあるが、今後もこれは続けていきたいと思う。