ktdiskのブログ

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アメリカで新生活を立ち上げるために渡米後2週間ですべき10のこと

以前のエントリーで紹介したが、昨年11月より米国ノースカロライナ州に居をうつした私。日本の大企業の赴任とは異なり、日本法人に一度辞表を出して、米国法人に入社するという形のため、生活環境のセットアップは一から自分でしなければならず、色々苦労をした。そんな中で一番参考になったのは、同じような経験を綴っている個人のブログ。生々しい様々な経験が書かれたブログには本当に助けて頂いた。
今後ますますグローバル化が進む中で同じような経験をする方も多いと思うので、他の方の少しでも参考になればと、私の経験を「アメリカで新生活を立ち上げるために渡米後2週間ですべき10のこと」としてまとめようと思う。今から思えば、「これは早くやって本当によかった」とか、「これはもっと早くやれば良かった」とか色々あるので、優先順位ごとに、自分がいつやったのかも含めて公開したい。


米国に居をうつす人も色々な事情があり、かつ州によっても大分違うと思うので、以下私の状況を参考までに。
・2013年11月4日に家族も一緒に渡米(到着も4日深夜)
日本法人を退社し、米国法人に入社しなおし
 なお、日本法人の退社は11月30日で、米国法人入社は12月1日。
 12月1日までは日本法人の有給消化。
・2013年8月に一週間、妻と渡米し物件を下見。
・会社の補助で現地のリロケーションエージェントが合計2日ほど
 家探しを支援。逆にそれ以外は全部自分で対応。
・移住先はアメリカのノースカロライナ州
・8歳と5歳の英語が全く話せない子どもと少しだけ英語が話せる妻と一緒に渡米。


渡米後2週間ですべき10のこと
1.住まいの決定
2.銀行口座の開設
3.プリンタ・スキャナの購入
4.携帯電話の購入
5.子どもの通学の申込み
6.ブロードバンド接続の申込み
7.Social Security Numberの申請
8.プレミオカード(クレジットカード)申込み
9.車と保険の手配
10.運転免許の取得



1.住まいの決定

アメリカでは住所が決まらないと、殆どの手続きが進まない。また、家族も含めてのホテル暮しというのはやはり疲れる。手続き、生活の基盤となる住まいは一番初めに決めることだ。
私の場合は、11月4日深夜に到着し、5日から物件を見て回り、7日に契約をして、8日に入居をした。渡米3日目で契約までこぎつけ、かなりのスピード感で進めることができた。
早く決めることが要因は、
1.8月に下見をして条件を詰め、その内容を不動産屋と前もって共有していたこと
2.ネットで調べ、渡米前に見たい物件をある程度絞っていたこと
3.11月渡米後も不動産屋以上にネットで条件に合う物件を調べまくったこと
の主に3つ。
不動産屋も良い物件を紹介してくれるが、結局向こうもネットで条件にあった物件を検索しているに過ぎないので、自分で気合をいれて物件を探しまくって、不動産屋にはその下見のアレンジを頼む、くらいの意気込みほうが早く決まる。なお、不動産の契約書は車の免許などができるまでの間、自分の住所を証明するための数少ない書類のため、肌身話さず持ち運ぶと、手続きの時に必要な書類がない、ということが避けられる。なお、水道、電気、ガスの申込みについては不動産契約後即日実施することが必要でこれも結構大変

2.銀行口座の開設

不動産契約を完了するために家賃の前払いをすることが一般的。そして、不動産の支払いはチェック(いわゆる小切手)であるとが一般的。よって、チェックを発行するための銀行口座とその口座の現金が、不動産契約完了には必要となる。
私の場合は、渡米2日目に口座の作成をした。
数ある手続きの中で住所がなくても手続きが進んだのは私の場合銀行口座開設のみ(もちろん、銀行による、住所がないとダメなところももちろんある)。滞在ホテルの住所を使ってWells Fargoで口座を開設した。パスポートを持って店舗にいけば1時間ほどで口座を開設してくれる。
Wells Fargoはその後の慣れない諸手続きなどを本当に親身になって対応、助言してくれ、とても感謝している。チェックとかアメリカの銀行口座の仕組みがよくわからないという人は、Wells Fargoは絶対におすすめ。目先のしょっぱい金利や手数料よりも、親身になって助けてくれる人がいることがとにかく初めの頃は大事。

3.プリンタ・スキャナの購入

山のような申請手続きを進める上で自宅でプリントアウト、並びにスキャンできる環境を整えるのはかなり大事。
私の場合は、渡米7日目に発注して、9日目に届き、少し後手に回ってしまった。
住所さえ決まればAmazonでぽちっと買えば済む話で、日本よりも配送にかかる日数が長いので、住所が決まり次第購入手続きを直ぐすることがお勧め。
なお、私の購入したものは予想に反しケーブルがはいっておらず、Wi-Fiのみの接続で設定に少し手こずった。

4.携帯電話の購入

多くの手続きを進める上で電話番号は必要事項。また、手続き上、電話での申し込みや問い合わせも頻繁に発生するし、種類によってはHot Spot機能もあるので、購入は早めにした方が良い。
私の場合は、渡米8日後に購入。これでも急いだつもりではあるが、もう少し早く契約をした方が、連絡手段の整備という点ではよかったかもしれない。役所と違って土日もやっているので、他の手続きがしにくい渡米後の初の土日に手続きするのがいいかもしれない。
なお、携帯電話の購入にあたっては、多額のSecurity Depositが必要となるため、クレジットカード払いがもちろんできるが、それなりの心算が必要。

5.子どもの通学の申し込み

渡米直後は山のような諸手続きと生活必需品購入のための買い物にとにかく追われるが、子どもがそれに付き合うのは酷というもの(英語がわからないのに現地校に放り込まれるのは、もちろんもっと酷だが、その問題はとりあえず棚にあげよう、、、)。なので、学校の手続きも早いにこしたことはない。
学校に子どもを通わせるための手続きは、1.English Proficiency Testの予約、2.English Proficiency Testの実施とCenter for International Enrollmentでの申し込み、3.Center for International Enrollmentで紹介された学校での申し込み、の3 Step
私の場合は、1は渡米4日目、2は9日目、3は10日目。学校からは3が終わった次の日から来て良いよと言われたが、金曜日だったのできりよく月曜日から娘は小学校に通学。1の予約をしてから少し間が空くので、テストの申し込みだけは早めにした方が良い。
車で学校まで子供を送ったり、スクールバスでの通学に切り替えたり、慣れるまでには色々大変なことはあるが、やはり日中に諸手続きに子供を付き合わせずに自由に動き回れることのメリットは大きい。色々不安な点はあっても、早く子供に慣れてもらうためには学校へは早く通い始めた方が良いと思う。

6.ブロードバンド接続の申込み

諸手続き書類のダウンロード、Webでのアカウントの作成、各種調べごとをするために、インターネットへのアクセスはかかせない。渡米直後はわからないことが多いので、Webへのアクセスは死活問題と言っても良い。
私の場合は、申込が渡米11日目、実際の設置が14日目となり後手に回った。その間、会社の同僚がHot Spotを貸してくれたので、それで何とかしのぐことができたが、Hot Spotの入手前はウェブに接続するために無料WiFiのあるスターバックスにいったり、Targetに行ったり、さながらWiFi難民といったような生活を送り苦労することになる。
手続きするまでに時間がかかったのも、どのプランにするのか調べたり、決めたりするのに時間がかかったことがある。この手のものは初回の契約の際に大きなディスカウントをもらえるので、よく調べて決めたほうがよいので、渡米前にあたりをつけるのも一つの手だ。なお、私の場合はケーブルテレビと固定電話にあわせて加入したが、両方ともあまり使わないためブロードバンドのみの契約に切り替えたが、契約切り替え時にはキャンペーンの価格などが適用されず、割高な金額を払うことになってしまっている。

7.Social Security Numberの申請

SSNも各種手続きで必要な基本情報であり、後々にクレジットカードを作る際に、クレジットヒストリーをためるために必須の情報のため、渡米後に直に取得した情報だ。下4桁の数字は、その後の生活で本人確認のために使うことが多い。SSNなしでも進めることができる手続きは多いが、後から登録したりしないといけないのが面倒なので、早いにこしたことはない。
私の場合は、渡米8日目に申請し、10日目に取得した。実際のカードが発送されるのはもっと後の話しだが、申請さえすれば1-2営業日で番号だけ教えてくれる。
実は渡米4日目に申請にいったのだが、その時は空いていなくで無駄足になってしまった。水曜日の午後はやっていないとか、早めに今日は締めるとか、そういうことが多いので、行く前にきちんとやっているかやっていないか調べてから行くことが必要。当たり前のことではあるが、渡米後はばたばたして、ネットにつながったりしないことが多いので、こういうことをおろそかにして、かえって時間の無駄になることが多かった。
なお、言ってから1-2時間は待たされることを覚悟して行った方がよい。手続きを早く回して混みを解消しよう、とかそういう発想がないお役所仕事なので、本などの暇つぶしの道具を持っていくことが大事。

8.プレミオカード(クレジットカード)申込み

アメリカでの生活をする上でクレジットカードは必須。日本で作ったカードは為替で手数料がのっかるので、ドル建てのクレジットカードを早めに持った方が良い。だが、アメリカ生活をはじめる上でいつもぶちあたるのがクレジットヒストリー。日本でのクレジットヒストリーはアメリカで引き継げないので、普通のクレジットカードをアメリカで作ることは不可能。そんな日本人への強い味方がプレミオカード。
http://www.premio.com/
アメリカでのクレジットヒストリーがなくても唯一作れるクレジットカード。渡米前に話しは聞いていたのだが、「ま、自分がクレジットカード作れないことはないだろう」と思って、他のクレジットカードを作ろうと試みたのだが、玉砕に玉砕を重ね、手間とクレジットヒストリーを傷つけるだけの結果となった。
私の場合、そういう回り道をしたので、申込をしたのが渡米32日目で、手元に到着したのが渡米51日目。もっと早く作ればよかったが、今となっては後の祭り。手元に届くまで時間がかかるので、渡米2週間以内に申込だけはすることを強くおすすめしたい。

9.車と保険の手配

アメリカは言わずとしれた車社会。家族がいる場合は、自分の車と妻の車の2台は必ず必要になる。どうやって入手をするかは色々人によってあると思うが、私は色々考えリースにした。自分の車が来るまでの間は、会社にレンタカーを借りてもらっていた。入手手段にもよるが、何かと色々時間がかかるので、手続きは早めにはじめるにこしたことはない。
私の場合は、実際にリース会社に必要書類を作成し、申込をしたのが渡米14日目、その後見積りや価格交渉をしてリース契約をしたのが渡米22日目、そして車が納車されたのが渡米39日目。間にサンクス・ギビングが入ったこともあり、ものすごく時間がかかってしまった。
納車されるまでの間、妻は一人ででかけることができなく、かなり不便な思いを強いることになってしまった。大きな買い物なので、ほいほいと買うわけにもいかないが、購入車種、色などは渡米前になるべく決めて、渡米後は一気に手続きを進めたほうが良い。
なお、車のリースには自動車保険への加入も必要となるが、これもなかなか曲者。クレジットカードのヒストリーと同じで、通常の自動車保険はアメリカで免許の取得から何年たっているかで金額が決まるので、アメリカで免許をとっていない人は法外な見積りをもらうことになる。散々インターネットでさがして、セブンヒルズという代理店を経由したら日本での運転履歴、並びに自動車保険加入履歴も考慮したリーズナブルな保険を購入することができた
私の場合は渡米21日目に見積りを取得し、最終的に自動車の納車日にあわせて渡米38日目から保険開始となった。

10.運転免許の取得

国際免許があれば運転免許の取得は必要ないと考え、免許の取得はあまり急がなかったのだが、リースの開始には米国の免許が必要とのことで、免許センターに行くことになる。日本のように教習上に通う必要はなく、交通ルールの試験、視力試験、実技試験に通れば、すぐに取得ができる。運転免許があると各種の申請ごとがスムーズに進むし、免許がないと手続きを進めてくれないことがかなり多い(オンラインバンクの口座作成やリテールストアのデビットカードなど)。なので、免許を早く取得するにこしたことはない。
私の場合、免許を取得しにいったのは渡米14日目、そして無事取得できたのが30日目、、、。なぜ、そんなに間があいたのか、、、。はい、運転免許の実技試験に二度落ちました。詳細はここには記載しないが、実技試験をとおるにはいくつかポイントがあるので、十分に対策をしていったほうが絶対にいいと思います(もちろん、準備しなくても一発合格、という人もいると思いますが)。
また、その他の注意点としては、NCでは自動車保険に入っていないと試験すら受けることができないのです。少し違和感があるのは、車のリース開始には免許が必要なので、順番として、1.自動車保険に加入、2.運転免許取得、3.車の納車、となりとてもわかりにくい。私の場合は、レンタカーに付帯する自動車保険で試験を受けることができたが、事前に問い合わせをした時はレンタカーの保険ではダメと言われていた。このあたりは担当によって言うことが違うので、今もって何が正しいのかは謎。


以上、「渡米後2週間ですべき10のこと」をまとめたが、アメリカは州によって色々異なるので、ノースカロライナ州でない方は、細かいところは違うところもあると思うので要注意で。色々手続きを進めていく上で、身につけた技や注意点はあるのだが、それはまた別エントリーでまとめることとする。同じ境遇の方の少しでも参考になれば。

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