実は6月20日に本ブログは3年目に突入。昨年は節目のエントリーをきちんと書いたのだが、今年は不覚にもすっかり失念してしまった。5日ほど遅れてしまったが、3年目突入という節目にあたり、過去の2年間の人気エントリーを見ながら、私なりに本ブログを振り返ってみたい。
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本ブログのエントリーを大きく2つにわければ、「考えながら書き、書く過程で自分の内にあるものを増やしていくというインプット志向のエントリー」と「考え済みのものを書き、自分の内にあるものを世に披露するというアウトプット志向のエントリー」の2つに分かれれるが、上記の3エントリーは後者に該当する。もっとも内にあるものと言っても、約10年間の社会人経験に基づく企業観やキャリア観といったもので大したものではないが、同年代の方が多いBlogosphereにおいて、それなりに評価を頂いていることは嬉しいこと。
本ブログは木曜日、日曜日の週2回更新を基本*1とするが、良ネタに恵まれず、筆がすすまない時に企業観やキャリア観に、苦肉の策で逃げるというのが実は正直なところ。なお、本当にネタに困った時は、"外資系企業小噺"という外資系企業の裏話っぽいネタに逃げるのだが、あまりブックマークはされないものの、一部のマニアには好評のようでこれまた励みになる。
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上記は「インプット志向のエントリー」に該当。インプット志向なので自らの勉強が中心で、情報の吟味、咀嚼の結果の公表という色合いが強い。クオリティという面では若干の気恥ずかしさがあるものの、トラックバックやコメントで関連する参考情報を教えて頂いたりすることも多く、インタラクティブな学習の場としてのブログを実感することが多い。
「わかりやすい」というコメントを頂くことが多いが、素人がわからない状態からどうわかるにいたるかの理解の過程を書いているため、そう感じる方が多いのだろう。何事にも「わからない」が「わかる」に変わる瞬間は一回しかないので、その一回こっきりの腹におちる感覚とその過程を書き留めることは自らの理解力を高めるには大事なこととの考えで書いている。なので、いつまでたっても素人くさいエントリーが続くことが想像されるが、進歩がないやつと思いつつも、引き続きお付き合い頂きたい。
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アニュアルレポートを読み込み、消化し、自分なりの視点を加えて論じた上記のエントリーも好評を頂いている。基本的な会計の知識はあるが、財務諸表を読み込むのはそれ程慣れていないため、1つのエントリーを書くのに少なくとも半日はかかるのがこの種のエントリーの私にとっての欠点。
磯崎さんは別格としても、会計のそれなりの知識をもって、財務諸表という事実をもとに事業のあり方、可能性を考える人が少ないというのが私のインターネット業界の評。勉強会などに行くと、起業している人でも財務・会計といった言葉に腰がひけていることが多いのに驚かされる。
力不足は承知の上で、この手のエントリーをもっと書いて、事業を運営していく上で会計の知識が如何に重要かを知って頂くきっかけをつくっていきたい。
以上が人気エントリーのまとめ。
シメは昨年と同様になってしまうのだが、地味かつ素っ気ないブログが2年間続き、アクセス数も7万に近づき、ブックマークが1500を超えたのも、ひとえにRSSリーダに登録をしてくださったり、興味をもってブックマークをして下さる方がいるおかげであり、それが励みになるのは言うまでもないこと。
今後もマイペースで書き続けていきますが、ごひいきのほど、よろしくお願いいたします。
*1:今月は殆ど期日どおりに殆どできていないが、自戒の念もこめてあえて公表・・・