Online video advertising grows, but not as fast as everyone would like
In a recent Burst Media survey, “78% of the respondents in the survey said online video ads were intrusive, and 63% said video ads disrupted their Web surfing experience.” No one has come up with a good alternative to pre-roll ads. Plus nobody knows how all of these online video ads that nobody wants to watch are going to get made. Issues aplenty.
オンラインビデオ広告は成長するにはするが、皆が望んでいる程のスピードではことはすすまない
最近のバースト・メディア調査によると、「調査回答者のうちの78%はオンラインビデオ広告は押し付けがましいと思っており、さらに63%はビデオ広告はウェブサーフィンの快適さを損ねると回答している」。誰も"Pre-Roll広告"より良い方法を思いついていない。さらに誰も望んでいないこれら全てのオンラインビデオ広告がどのように刷新されるのか知らない。課題は山積みである。
この超情報過多の時代に、AdWordsのようなテキスト広告やAmazonのアフィリエイト広告がそれほど多くの人から煙たがられないのは、それらの広告を視聴するのに要する時間が0.1秒も必要ないからに他ならない。
オンラインビデオ広告を8割近くの人がうっとうしいと思っているのは、テキスト広告と比較して広告への拘束時間が長いからだろう。仮に5秒のビデオ広告をいれるにしたって、拘束時間は50倍にも及ぶ。大量のコンテンツをまずは取り込んで、いるものいらないものを瞬時に取捨選択するというオンライン上の情報処理スタイルにビデオ広告はあまりそぐわない気がする。
GoogleがAdWrods/Adsenceでテキスト広告という金鉱を掘り当てたのとのと同様に、オンラインビデオ広告でブレークスルーをおこして大きな金鉱を掘り当てるなんてことは、少なくともここ2〜3年*1ではとてもおきないと直感的には思う。
だからといって、動画に連動した広告の市場の可能性を否定しているわけではない。我が家のYouTubeの視聴スタイルに思い起こすと結構広告の機会が大きい。
例えば、私の妻は友人とゴスペルを習っており、次にどんな曲を皆で練習するか、振り付けも含めてアマチュアがその曲をどうやって歌っているのかをYouTubeであさることに熱中している。そんな時に動画の脇にその曲のiTMSのアフィリエイトなどがでたら即買いするのではないか。
また、私も1歳になる子犬好きの娘のために、YouTubeで"Puppy"というタグで動画を検索することが多いのだが、そんな時にアマゾンアフィリエイトで子犬を扱ったDVDなどがでてくれば購入を検討する。
インターネット上で流れる動画の数が今年も飛躍的に伸びることには間違いがないが、だからといって動画の中に広告を埋め込むことに腐心するのはテレビ広告の手法を引きずりすぎている感が否めない。流れる動画の中にしか情報を差し込めないテレビと異なり、多様な種類のコンテンツを1画面で扱えることがインターネットのいいところなので、オンラインビデオ広告の次の一手を検討されている方は、是非その辺を念頭におきながら、魅力的なオファーを消費者にして頂きたい、というのが一消費者としての願いである。
*1:動画の内容をシステムが自動判定して、それに関連する広告を自動で流せるなんてことができれば話は別だが、それは相当先の話だろう