ktdiskのブログ

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アメリカで痩せ、日本で太る人たち

アメリカの生活と言うと、運動しない、食事のカロリーが高い、よってもって太る、というのが日本人のステレオタイプのよう。一時帰国した際に、久しぶりに会う人は、大体私の足から頭の先までをさーっと見る。そして、変わらない私の体型を見て、期待が外れたかのように「あまり体型変わっていないね、、、」とコメントをされることが多い。流されるとあっと言う間に体重が増えそうなので、細かな工夫を重ねて体重をキープしている身としては、「はっはっは、期待通りに太ってたまるか」と、そういうリアクションをされるたびにほくそ笑むのである。

でも、アメリカに多くの日本人の知り合いがいるが、こちらに来てから目に見えて目方が増えたという人は少ないように思う。もちろん、期待に応えて急激に太る人、じわじわとボディーブローのように微増を重ね続ける人も確かにいるが、それなりに体重をキープし、どうにかやりくりしている人が大多数のように感じる。私も含めてそういう人が血のにじむような努力をしているのかというと決してそういうわけではなく、少し気をつければ、それほど体重を維持するのは難しくないと感じる。

運動について言えば、車社会なので生活の中に運動が組み込まれていない(最寄り駅まで歩くとかいう概念がそもそもない)というマイナス面はもちろんある。家のガレージとオフィスの駐車場を単純往復し、デスクワークにふけると、一日の歩数が二千歩で終了してしまう。その一方で、テニスやゴルフやランニングのような運動は日本より10倍くらいしやすい環境にあるので、うまく環境に適合できれば、一定以上の運動時間を確保・維持するのはさほど困難ではない

食事も、年のせいかチーズ+マヨネーズ+肉といった脂っこいものを体が受け付けなくなっているし、こてこてのファストフードも元々あまり好きではないので(そもそもアメリカのファストフードは客層があまり宜しくなく少し怖いのであまり近づかない)、外食でカロリーを過剰摂取するということもそれ程ない。そもそも論で言えば、アメリカの外食は高い割には美味しくないので、外食の頻度は私はあまり高くない(夜は運転を気にせずお酒も飲みたいし)。日本人が旅行でアメリカにくれば、やれ本場のステーキ、ピザ、ハンバーガーとなるかもしれないが、アメリカでいざ生活してみるとそういう食生活を日常的にとる人は少ないのではないだろうか。

かくして在米日本人はどうにかこうにか体重をキープするのだが、面白いことに日本に2−3週間一時帰国すると、逆に2−3キロ体重が増えることが殆ど。私も昨年夏に日本に3週間戻った時はきっちり3キログラム増量したし、他の人の話を聞いても一時帰国後は大体皆さん口をそろえて「いやぁ、やっぱり太っちゃったよぉ」と言う。何故か、それは食べ物が美味しすぎて食べ過ぎてしまうから

一時帰国の目的は、子どもの現地校の夏休みの間、日本の学校に通わせるとか、家族、友人に久しぶりに会うとか、色々あるが、本音を言えば目的の半分以上は食事なんじゃないかと思う。仕事で日本に出張に行くことなった時に「久しぶりに家族や友達に会えて良いわね」とか言われたことないが、皆「(会社のお金で日本に帰れて)美味しいものが食べれていいわね」と口々に言う。お土産に個包装のラーメンなんかをあげた時は、神扱いされる。かくして、アメリカで何とか体型を保っている人も、日本に帰国した際は、普段食べれない美食を心ゆくまで堪能し、体重を増量させ、アメリカに戻った後にダイエットに勤しむのである。

なお、私の職場で隣の席に座っている女の子。アメリカ生活が十年以上と長いが、実はブルガリア人。アメリカの甘いケーキ大好き、スナック大好き、という典型的なアメ食型移民で、アメリカにきて15キロ太ったという強者。が、故郷のブルガリアに戻った際はやはりさらに太ってしまうらしい。母国に戻ると太っちゃうよねという話で盛り上がり、前回の昨年の一時帰国で3キロも太っちゃった、と言うと、怪訝な顔をする彼女。そして、「えっ!?それだけ、私6キロも太っちゃった」と。・・・、あなた確か前回の一時帰国3週間でしょ、、、。やはり油断ならないアメリカ。私はやはりこちらでは体重をキープ、並びに減量させようと心に誓うのである。

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