Thoughts and Notes from CA

アメリカ西海岸の片隅から、所々の雑感、日々のあれこれ、読んだ本の感想を綴るブログ。

オフラインコミュニケーションと名刺

昨日、「梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」」に参加してきた。
パネルディスカッションの激しさについては人によって印象が分かれるところだろう。ただ、オフラインであったが故に、オンラインで同様の議論が展開されたのと比較し、激しさに対するパネラーの印象ははるかにマイルドになり、その分議論が深まったということは事実だと思う。

指摘・反論に対する耐性(少し指摘しただけで得俵一杯まで追い詰められ猛然と反撃するタイプの人なのか、相当にじりよっても懐が深くきちんとがっぷり四つになるかなどの)は会ってみないと本当にはわからない。また、顔がつながった者同士でも面と向かわないと、きつさのニュアンスが伝わらない部分もあるから、オンラインコミュニケーションは突っ込む際のトーンが若干おちることも事実。そういう視点でみると、昨日のパネルディスカッションによる議論の盛り上がりは、少なくともパネラーの方が1時間40分PCの前に座ってブログを書く以上に実りがあったと思う。また、何名かの方と直接話ができたのは私にとっては貴重な体験であり、オフラインコミュニケーションの利点というものを今更ながら感じる機会となった。


また、何名かの方と名刺交換をさせて頂いたが、勤務先の名刺とは別にブログ用の名刺を作られている方がいたが非常に利にかなっていると思った。
勤務先の仕事とは関係ない場で、勤務先の名刺を渡すことは公私混同であるという固い指摘はさておき、勤務先の取引先企業の方と名刺交換をするのは会社対会社の付き合いで取引をするため勤務先の名前を冠した名刺を互いにやりとりするわけなので、ブログ対ブログでページビューやはてなブックマークのようなアテンションを対価として支払ってエントリーを閲覧というサービスを購入したり、トラックバックという取引をやりとりしている身同士がオフラインであって名刺を交換するのであれば、ブログ名を冠し、ID、ブログURLなどが記載されている名刺を交換するのは非常に合理的で、話が早いと考える。


そもそも、相当軽いタッチでブログを始めた私のような人種は、IDはID欄にタイピングするか、読んでくださった方の目にはいるかのいずれかしか想定しておらず、口にだすことはおよそ想定の範囲外で、今更ながら自分でもどう読めばよいのかわからず、昨日もついに一言も口から発することはなく(厳密には発することができなかった)、ないと相当不便という個人的な事情もある。
とは言え、名刺屋さんにいって自分でデザインも決めるまで気合を入れる手もあるが、手間もかかりそうだしもう少しカジュアルな手法として、下記のようなIdeaを登録してみた。

自分のブログのデザインと同じリアルの名刺作成サービスを始めて欲しい。自分のID、ブログ名、URL、名前、電話番号などが記述できると良い。
http://i.hatena.ne.jp/idea/8463

本にするサービスもあるくらいだから、名刺もいけるのでは・・・。

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