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ktdiskのブログ

読んだ本の感想、所々の雑感、日々のあれこれを綴るブログ。

肌感覚としてのブロギングスパイラル

Internet Trend

ダン・ギルモアの『ブログ 世界を変える個人メディア』を丁度読み始めたところ。下記のPhraseがすごく実感として納得できる出来事があったので、以下書きとめておく。

ブログ 世界を変える個人メディア

ブログ 世界を変える個人メディア

・・・<中略>、ジャーナリズムが会話形式になった時、第一報とは飽くまで会話の糸口かもしれない。それに続く会話の中で、私たちを互いに啓発していく誤った情報を訂正することもできるし、新たな事実や文脈も付け加えることも可能だ
『ブログ 世界を変える個人メディア』 〜第1章 P.51〜

先日、「古い感覚を総動員した理論武装」というエントリーを梅田さんのブログにトラックバックしたところ、トラックバックが返されてきた。技術的にはこちらからトラックバックできるのだから、あちらからトラックバックできるのは当たり前ではあるが、GooglePageRank[5]のページから[0]のページへのトラックバックは、私のオールドエコノミー的発想では川が逆流するような感覚がある。

そんな人気ブログに取り上げて頂いたというささやかな自己満足以外に、ブログによるコミュニケーションの威力を肌で感じる瞬間がいくつかあったため、その点について記録を残しておくことにする。
「ネットの世界にどっぷり浸かっている」方にとっては、「当然じゃん」というつまらない話が多いと思うが、当然でなかったことが当然に変る瞬間は1度しかないので、「あっ、こういうことか、すごいな」と思った時の感覚はなるべく自分の中では大事にしてを書き残しておきたい。後々当然と思っていない人と話をする時、「こんなことができるんですよ」的な話のネタとなったり、相手がどの部分の理解に苦しんでいるのかがわかるなんて効果もある気がする。

まずエントリーを書くに至った経緯だが、実はパラドックスという言葉が講演の際にどのような意味合いで使われているのか恥かしながら理解できなかった。で、家に帰ってからWikipediaでパラドックスの意味を調べて(エントリーの中では、さも3年くらい前から知ってましたという感じで書いているが・・・)、講演ログを読み、そこから類推してエントリーに書いたが、残念ながら少し曲解していたらしく、梅田さんのトラックバックの中で配慮のある表現で再解説して頂いた。その直後から梅田さんのエントリーから大挙として人が押し寄せてきて、参照数・ブックマーク急増、極めつけは投げ銭である(匿名で頂いた方ありがとうございました)。

で、「おっ、すごいな」と体感したことが2つある(ささやかな自己満足が感情の大半をしめたというのが実のところだが)
1.かくも簡単に講演者・その他講演参加者とつながることができるのかという実感
新潮社が会場でアンケートを回収し、それをまとめ、それを参考にして次回の講演会が開催されるというやり方のみでは、参加者間での情報共有・啓発、講演会後にその内容について補足説明、新しい文脈の付加がなされるなんてことはまずないだろう。いわんや、誰もそれほどしんどい思いをせず、数日という短期間でなされるということは絶対考えられない。講演ログ、梅田さんのブログへの他の方のトラックバック、ブックマーク元をみるにつけ、「互いに啓発」っていうのはこういうことを言うんだろうなぁという実感があった。

2.情報は公開すればするほどその精度が高くなるものであるという実感
公開という行為が「情報の補正」をもたらしたことは間違いない。「間違っているかもしれないから公開するのはやめておこう」と躊躇すれば、理解が正確になることはなかっただろう。開かれた世界に対して「表現」することで、「表現」しない場合と比較にならないくらいの収穫をえることができる、そんな確かな実感があった。

そしてまたその私の書いたモノに誰かが目を通してさらにその人なりの考えを書き出す・・・そういうブロギングスパイラルに身をゆだねるのもいいじゃないかと。
http://d.hatena.ne.jp/akaiho/20050917/1126941601

ブロギングスパイラルとはよく言ったものだなぁと思う。上記のような実感を得たが故に、できる限りスパイラルの中に身を投じていきたいと思う(もう少し効果的に投じるために基本的なツールの勉強は必要だが・・・)。

以下、余談であるが(まぁ、全部余談みたいなものだが)、人気ブログからのトラックバックでこんなにトラフィックが増えるなら、そのうち、「お前の店を雑誌でよく書いてやるから紹介料をよこせ」なんていう有名料理評論家と同じように、「トラックバック送ってやるから10000ポイントよこせ」なんていう人気ブロガーがでてきてもおかしくない、そんなくだらないことも考えたりした。

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