Thoughts and Notes from CA

アメリカ西海岸の片隅から、所々の雑感、日々のあれこれ、読んだ本の感想を綴るブログ。

Internet Trend

FolksonomyがWEB2.0的なわけ

タグ--ロボット検索への挑戦でFolksonomy/タグシステムについての基本的なことがまとめられており、なかなかわかりやすい。 記事中の下記のポイントをおさえることでFolksonomyが巷でWEB2.0的(あまり好きな言葉ではないが・・・)と語られる理由もクリアになる。…

集合知が機能するベータ版リリース

Nicholas Carrが"The Beta Culture"というエントリーでベータ版でWEBサービスを提供し、ユーザの声を反映しながら徐々によくしていくというGoogleの"Beta Culture"に対して吠えている。 While Google has certainly proved that it can produce wonderful pr…

"Mashup"と創造性の喚起

『マッシュアップ--仮想空間と現実をつなぐ地図』を読んだ。要旨は下記の通り。 複数の情報源から提供されるコンテンツを組み合わせることによって作られたWebサイトまたはアプリケーションを"Mashup"と呼ぶ。 Google Mapsの登場が人々のインスピレーション…

2006年予測 検索技術における革新

「2006年の予想・予測」についての「まとめサイト」的なものです。今のところ65個リンクが並んでいますが、これからさらに、追記・追記で増えていくと思います。読んで共感した「2006年の予想・予測」があったら、トラックバックをどうぞ。今年は、よりイン…

"百科事典"と"千科事典"

あけましておめでとうございます。 今年もあれやこれやと考えた雑感をつづっていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。 To put it another way, the quality range in Britannica goes from, say, 5 to 9, with an average of 7. Wikipedia goes fro…

ブログ考 〜2005年を越すにあたって〜

RSSを活用しながらブログを読んだり、はてなブックマークを活用しながらそこで得た情報を整理したり、ブログを書くことによって自分の思考の足跡を残したりと、インターネットに向かっての知的アクティビティを始めておおよそ半年間がたった。ざっくり言って…

変わることを恐れる人と変えることに執拗な風土

「人間は変わることを意味もなく恐れるものである」。 自分が良かれと思って提言しているようなことでも、変化が伴うことであれば、相手はまずはその良し悪しに関わらず拒否反応からはいることが常であるから、 変わることを提言する自分はそもそも少数派で…

音楽の違法交換数が減った本当のわけ

米連邦最高裁判所がPtoPソフトウェア会社に不利な裁定を下した夏以降、オンラインで音楽ファイルを違法に交換する世帯の数が、米国において激減したと述べた。・・・違法なファイル交換に反対するエンターテインメント業界のキャンペーンが功を奏したことが考え…

「Yahoo! "del.icio.us"買収」にみる新しいようで古い競争の構図

ヤフー、「del.icio.us」を買収 "Flickr"に続いて"del.icio.us"もYahoo!に買収されてしまった。夏にSkypeがe-Bayに買収されたこともセットで考えると、強靭な足腰でネットバブル崩壊を勝ち抜き、現在賞賛の的となっている「勝ち組ネット企業」がその資本力が…

アマチュア信仰?

『Web 2.0の負の面』を書いた時に読もうと思ったNick Carrの"The amorality of Web 2.0"を読んでみた。 The promoters of Web 2.0 venerate the amateur and distrust the professional. Web2.0の推進派の過度のアマチュア信仰(=プロフェッショナルに対する…

"Cumulative Creation"

Cumulative. Perhaps the most important aspect of this platform is that it encourages cumulative creation. It means that wherever and whenever creative activity occurs, it can be appropriated and built upon by others, further strengthening …

労働市場のロングテイルのもたらすもの

「労働市場におけるロングテイル」というエントリーで下記のような記述をしたが、 「11月11日の18時までに2時間程度のExcelのデータの単純加工作業をお願いしたい」という雇用者側のニーヅと「11月11日の午前中は時間を持て余しているので小遣い稼ぎをしたい…

What Is Web 2.0???

結構時間がかかったが、O'Reillyの"What Is Web 2.0"を読み終わった。まぁ大分前に読み終わっていたのだが、何某かのエントリーを書くまで消化が追いつかず、なかなか筆が進まなかったというのが実際のところ。"Web 2.0 Design Patterns"として8つのPatterns…

うまくやること

久しぶりに梅田さんのブログが更新された。そのエントリの中で印象に残ったのが下記のPhrase。 この「開放性」は、ネット上の「不特定多数無限大」に思いを馳せ、その連中の力を侮らず、警戒感よりは信頼感のほうにより重きを置いた発想をしなければ生まれな…

労働市場におけるロングテイル

Amazon.comは、18世紀のハンガリー人貴族の「発明」をまねて、繰り返し発生する大量の仕事に取り組む方法として人間の知恵を活用する新サービスを発表した。Amazon Mechanical Turkと名付けられたこのサービスは、ソフトウェアに実行させる処理のうち、人間…

Web 2.0の負の面

注目集める『ウェブ2.0』、負の面を指摘する声も(上) http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051102204.html 注目集める『ウェブ2.0』、負の面を指摘する声も(下) http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051104206.html Web 2.0に対する…

The plausibility of the impossible

梅田さんの『Web 2.0時代を生きる英語嫌いの若い人たちへの英語勉強法』を読んで遅ればせながらKevin Kellyの『We Are the Web』を読んだ。細かな中身も啓発をうける点が多かったが、まず「10年後のことばっかり考えても10年後はわからないよね」というその…

The long tail of software. Millions of Markets of Dozens.

ロングテール・ビジネスの対象となるのは、音楽や映画だけでなく、ソフトウェアについてもその対象となる。 Exciteの創業者の一人、Joe Krausのソフトウェアのロングテールに関するエントリーを興味がある領域なので、セットのプレゼンテーション資料のポイ…

肌感覚としてのブロギングスパイラル

ダン・ギルモアの『ブログ 世界を変える個人メディア』を丁度読み始めたところ。下記のPhraseがすごく実感として納得できる出来事があったので、以下書きとめておく。ブログ 世界を変える個人メディア作者: ダン・ギルモア,平和博出版社/メーカー: 朝日新聞…

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