ktdiskのブログ

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アメリカの金曜日のはなし

"Thank God, It's Friday"というのは目前に迎えた週末を祝う慣用句。日本の職場ではあまり、月曜日から木曜日までの平日と金曜日の差を感じないが、ここアメリカでは金曜日はオフィスの雰囲気がかなり違う。「えっ!?」と面食らうことがしばしばあるので、今回はその「えっ!?」を共有してみたい。

 

そもそもオフィスに来ない人が結構いる

金曜日は明らかにオフィスに人が少ない。数えたわけではないので実数はわからないが、平日の2割減くらいであることは間違いない。オフィスが広いので単なる勘違いかとも思ったのだが、駐車場とフリードリンクの動向を見る限り間違いなさそうだ。

私の勤める会社は19階建ての自社ビルを持ち、2階から7階は駐車スペースとなっている。どの階に停めても、必ず1階に降りて8階より上にあるオフィススペースにあがる構造になっているので、当然車は下の階からうまっていく。なので、何時に出社するかで何階に止めることができるかが決まってくる。8時に出社すると3階でも結構がらがら、8時30分だと3階はほぼうまっていて4階まで行かないといけない、9時をすぎると5階までいかないと駐車できない、というのが月曜日から木曜日の話。が、金曜日だけは9時くらいに行っても結構3階に駐車をすることができる、、、。これはオフィスに来ている人が少ないことにほかならない。

また、オフィスには各階にブレークルームがあり、そこに大きな冷蔵庫があり、缶のコーラ、ドクターペッパー、マウンテン・デュー(ソーダはそれぞれ普通のものとダイエットの2種類)、それと無糖の炭酸水が毎日同じ量だけおいてある。健康への意識の表れか、無糖の炭酸水が結構人気で、午後4時を過ぎると全て飲まれてしまい、炭酸水の場所だけがすっからかんになってしまう、月曜日から木曜日までは。が、金曜日となると夕方の6時になってもまだ結構な量の炭酸水が冷蔵庫に鎮座している、、、。やっぱり、来ている人が少ないとみて間違いない、、、。

もちろん、週末と重ねて休みをとっている人もいないわけではないが、殆どは金曜日はWAH(Work at home)という人たちと思われる。

 

15時くらいから人が帰り始める

"Have a good weekend!"とにこやかに金曜日の午後にオフィスを去る同僚たち。時計を見るとまた15時、、、「えっ!?もう帰るの?」という感じだが、金曜日は皆さん帰るのが本当に早い。15時くらいからぱらぱらと人が帰りはじめ、、18時とかになると本当に殆ど人がいない。定時は9時ー18時だと思うのだが、、、。
とある金曜日の午後に会議の通知を受けたことがあり、通知についていたコメントが「Sorry for the late Friday afternoon meeting.(金曜日の午後遅くの会議で申し訳ない)」。急を要するプロジェクトだったので、週末も仕方なしくらいの気持ちでいたが、会議の開始終了時間は15時30分から16時30分。心遣いや配慮は大事ではあるが、別に謝らなくてもいいんじゃないか、、、。終わるの定時の1時間30分前だし。

 

「毎週」金曜日17時まで働くなんて考えられない

私の部署は月曜日の経営会議に備えて、毎週金曜日に各営業部署のフォーキャストをとりまとめるのも役割の一つ。皆、15時くらいに提出してくれるとよいのだが、結構17時までずれこむこともあるし、18時になってしまう時もたまにある(なお、同じ会社の日本法人でやっていた時は土曜日中に提出で、日曜日に1時間ほどかけてとりまとめをしていた)。

そのとりまとめを今までやっていた担当が辞めてしまうことになり、チームの中で誰かがその役割を引き継がなければならない。そうなった際にチームメンバーのアメリカ人が「ちょっと、話したいことがあるんだけど、、、」と相談をしてきた。深刻な顔をしているので、どうしたのだろう、と思って話を聞いてみると、要するに「毎週金曜日の17時-18時に必ず作業の発生するその仕事は絶対にやりたくない」とのこと。

色々「しばらくの間はみんなで持ち回りになるのは構わないけど、、、」、「もちろんチームのために協力はするんだけど、、、」、「毎週でなければもちろん協力したいのだが、、、」というのだが、たまに本音がぽろっともれて「金曜日の17時-18時まで必ず毎週仕事があるのなら、その一点をだけをもって、その仕事には自分はつかないだろう」みたいなことまで言う始末。

「毎週末必ず作業が発生するなら、その仕事はやだ」ならわかるのだが、殆どのケース17時で終わる仕事をそこまで嫌がるんだぁ、と文化の違いを痛感することに。

 

金曜日でも18時から18時30分くらいまでは大体働いている私は、「あいつはWork Life Balanceは大丈夫なのか、、、」と一部の同僚から心配されているみたいだし、ハードワーカーで名高い日本人がマネージャになってしまい戦々恐々としているメンバーもいるみたいだが、私自身は十分にバランスをとっているし、文化の違いを理解して無理難題を言わないようにするのでご心配なく、と強調したい、、、。

 

 

 

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