Thoughts and Notes from CA

アメリカ西海岸の片隅から、所々の雑感、日々のあれこれ、読んだ本の感想を綴るブログ。

この夏休みに読み返したい3冊

まだ予定が確定していないのだが、今年も夏休みは1週間とろうと考えている。毎年海外旅行に行くのだが、今年は諸般の事情から旅行に行けないので、家で久しぶりにのんびりする予定。買いためている本ももちろん読もうと思っているが、3冊ほど読み直してみたいと思っている本がある。

フューチャー・オブ・ワーク

私の書庫の読書メモ

フューチャー・オブ・ワーク (Harvard business school press)

フューチャー・オブ・ワーク (Harvard business school press)

情報伝達コストをキーワードに、人間の歴史における集中化と分散化を振り返りつつ、インターネットというインフラを前に人間はどう変わっていくのかを読み解く良書。WEB 2.0というキーワードが生まれてから、最新の事例をふまえながらその流れを解説する本が月数冊のペースで出版され続けているが、理論の支柱となりうるようなしっかりした本は残念ながら殆どない。
「分散化」とか「民主化」とかいうキャッチーな言葉を使って書くは易しだが、「分散化とはなんぞや?」ということを正面きって考えるのは、それ程容易いことではない。

ここでは「分散化」を、「問題にかかわる者を意思決定に参加させること」と定義する。
フューチャー・オブ・ワーク』 〜選択の時〜 P.24

本書は、そういう容易く使われがちだが、逆に思考停止を引き起こしてしまうようなキーワードを、さらっと流さず、それそのものについて考え、じっくり語ることを目的としている。まとまった時間をとってもう一度是非読み直してみたい。

『会社は頭から腐る』

私の書庫の読書メモ

実は本書は当ブログの中で、アフィリエイトのリンクのクリックまではされるが、購入までに至らない書籍ナンバー1。タイトルがどぎつすぎるので仕方がないが、私としては興味を持った方が、読むまでに至らないことが多いので非常に残念に思っている1冊。
『巨像も踊る』、『インテル戦略転換』、『ジャック・ウェルチ わが経営』など企業経営者の書いた良書は沢山あり、どれももう一度読み直したいくらい素晴らしいが、この夏にもう一度というと、本書になる。先にあげた3冊はどれも同様に素晴らしいが、経営の現場からの生の声に溢れ、休み明けからストレートに役にたつのは本書だからだ。
転職をして、今までに以上に会社経営にたずさわるようになったが、休みの時間をとり、本書をじっくり読み込み、もう一度勉強をさせて頂き、休み明けからのスタートダッシュのエネルギーとしたい。

ウェブ進化論

私の書庫の読書メモ

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく』と迷ったが、最後に選んだのは本書。日進月歩で進むインターネットの世界で2006年2月出版の本書を読み、どれくらい多くのものをえることができるか、少し疑問を覚えたのだが、もう一度読んでみようと思う。
1つ目の理由は、自分の会社のオープンソースなどの動向を全くしらない文系職種の人にまず勧めるのが本書であるから。新書で(安価で)、しっかりまとまっているのは本書しか知らないというのがお勧めの理由であるが、人に勧める以上はもう一度さらっとでも読み直さないとまずいかと。
2つ目の理由は、変化の真っ直中で押し寄せる情報を日々粛々と処理をするという自分の状況に少し危機感を覚えるから。メディアや人の意見に流されて、本質的なことを見落としているのではないかという不安を最近よく覚える。そういう点で「こちら側」と「あちら側」に橋をかける本書は今読み直す価値があるのではないかと考えた。


フューチャー・オブ・ワーク』1冊に絞って原書にあたるというのも実は考えたのだが、残りの2冊についてこうやって書いてみるとやっぱりもう一度読みたくなってきた。他の2冊は結構読みやすいので、であれば行き帰りの電車のなかでもう一度読むというのも手だ・・・。うーん、悩みはつきないが、夏休みまではもうしばらくあるので、もう少し考えてみたい。

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