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ktdiskのブログ

読んだ本の感想、所々の雑感、日々のあれこれを綴るブログ。

日経ビジネスのGoogle特集が半歩遅れながらもまともな件

今週の日経ビジネスの特集は「グーグルはなぜタダなのか」というGoogle特集。日ごろネットで情報収集している身としては、内容として目新しいことは特になかったが、比較的真っ当な話しが多く、「タダでサービスを提供し、収益源は所詮広告料だけ」という旧態依然としたエスタブリッシュメントによる批判一色という感じでもなく、大分こなれてきたなぁ、という印象を受けた。
今になってこの特集を組むのは、ようやくここまで理解することができたのか、この手の論調で書くことに社内コンセンサスをとることに時間がかかったのか、はたまた想定読者のレベルにあわせているのかは、わからない。が、「日経ビジネス」という下記のような人々を読者層に抱える人たちに比較的まともなGoogle特集が掲載されたのはそれなりの進歩だろう。

  • ネットにふれる時間は極端に少なくGoogleなんて使ったことがない
  • 新聞に載っているのでGoogleが話題になっているのは知っているが何がすごいのかよくわからない

ソニーが2005年9月から欧州で放映した液晶テレビブラビア」のテレビCMは、ユーチューブで470万回も視聴された。
ソニーのCM見た?」
「あれCG(コンピュータグラフィクス)だろ」
「いいや、実写に違いない」
ネット上で起こった論争が爆発的な広告効果を生み、欧州でブラビアの販売台数を押し上げた。
・・・<中略>
ソニーは日本の中でネット民主主義への対応が最も早い企業の1つだが、その機敏さは17年に及ぶ長い嗜好錯誤を抜きにしては語れない。

ブログを使ったウォークマンの販促でみっともない炎上劇を演じたソニーに上記の評価はどんなよいしょっぷりだろうと失笑を禁じえないが、まぁご愛嬌の範囲か。「ネット民主主義」への対応を是ととらえるような論調を書いたのだから、自社も含めて旧態依然とした既得権益者を糾弾するような記事を今後も書いて欲しい思う。


「グーグルが中国を変える日」という記事も組まれているが、人の国を云々言う段階には日本はまだない。今回は「グーグルはなぜタダなのか」というイントロダクションだったので、次回は是非「グーグルが日本を変える日」というさらに踏み込んだ特集を組んで欲しい。


最後にGoogleの副社長ヴィントン・サーフが編集長インタビューで印象的なことをいっていたので紹介して終わりたい。

ネットは環境や利用者のニーズ、人々がネットに乗せる情報に反応して、有機的に成長を続けてきたのです。これは継続的な進化であって、ある時点で突然「2.0」や「3.0」になるものではないのです。
地球上にはネットを使っていない人々がまだ50億人もいるのです。この人たちが加わることで、予想もできない大きな変化が起きますよ。ネットのユーザーまだ世界で10億人、世界人口の16%です。それだけでも、とてつもない変化を体験しました。これからさらに利用者が増えるにつれて、情報量は爆発的に増え、ネットそのものが姿を変えていくのです。

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