Thoughts and Notes from CA

アメリカ西海岸の片隅から、所々の雑感、日々のあれこれ、読んだ本の感想を綴るブログ。

What Is Web 2.0???

結構時間がかかったが、O'Reillyの"What Is Web 2.0"を読み終わった。まぁ大分前に読み終わっていたのだが、何某かのエントリーを書くまで消化が追いつかず、なかなか筆が進まなかったというのが実際のところ。"Web 2.0 Design Patterns"として8つのPatternsが提示されていたり、"The core competencies of Web 2.0 companies"として7つのFeaturesが提示されたりして、内容が盛り沢山で「で、要はWeb2.0って何なの」という自分なりの答えが正直未だに見つかっていない。
あれこれ考えて現時点で到達しているのは、
WEB1.0 / WEB1.5 / WEB2.0と色々あるが、革新の本質はやはり情報伝達コストの劇的な低減にある
NetscapeIPOに象徴されるWEB時代の幕開け以降、インフラ整備(ブロードバンドの敷設など)やWEB関連の技術進歩(CGIによるDBとの連携など)は進んでいるものの、WEBの登場に匹敵するほどのメガトン級の影響力を持つ技術革新が生じたわけではない
・そんな中でも、インフラ整備/関連技術進歩という環境変化に対応しながら、革新の本質をきちんとおさえ、何らかの新しい発想を形にできてている企業が生き残っている
WEB2.0というのは、ネットバブル崩壊という"ふるい"を通過した企業が如何に技術革新の恩恵を受けつつ、情報伝達コストの低減という本質をおさえ、成功を収めたのかという現時点のSnapshotのエッセンスをまとめたものである
という程度(4点目は特に"What Is Web 2.0"というO'Reillyの論考に限定したものかもしれないが・・・)。もう少し理解を深めるには、自分には8つのPatterns/7つのFeaturesと色々あるが、まずはそれぞれが誰のどんな情報伝達コストを削減し、それによって今までできなかった何が実現可能になったのかを整理していく必要がある。少しまどろっこしいが、"Wisdom of Crowd"、"Architecture of Participation"、ひいては"Web 2.0"という言葉だけが自分の中で一人歩きしないようにそういうStep by Stepの理解が必要な気がしている。
全て納得ずくで「この内容を登録する」というボタンを押すのはしばらくは無理そうなので今日はこの辺で・・・。

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