- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07
- メディア: 新書
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いずれにしてもパソコンを私は予備データとしてしか使っていない。パソコンは、ここから先はこんな手がある、とは教えてくれない。何事であれ、最終的には自力で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。
・・・<中略>情報をいくら分類、整理しても、どこかで問題をしっかりとらえないと正しく分析でない。さらにいうなら、山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」のほうが重要なのである。
『決断力』 〜P.128-129〜
毎朝出社して、仕事にとりかかる前にコーヒーを飲みながらアンテナやRSSをチェックする。「この記事は面白そうなので、ブックマークをしておいて後で読もう」とブックマークをつける。
昼休み、昼食をとった後に、Newsサイトをチェックし、その場で読めるものは読むが、昼休みの時間が短くなるにつれ、「この記事は面白そうなので、ブックマークをしておいて後で読もう」とブックマークをつけておく。
ブックマークをつける瞬間いつも「本当に読む時間はあるのか・・・、もっと言えばさらにそれについて考える時間はあるのか」という思いが頭によぎり、情報の山に埋もれそうな自分と価値ある(厳密にはその可能性がある)情報にキャッチアップしきれない自分にストレスを感じることはしばしば。
「いかに捨てるか」が重要であることは知識としてはわかっているが、それを適切に実施するのは難しい。拾いすぎて消化するために夜寝れなかったり、捨てすぎて情報不足で恥をかいたりなどを繰り返し、意識的に養っていくしかないのだろう。
そうは言ってもただやみくもにやっても効果はあがりそうもないので、捨てるための何らかの基準をまず作り、それを少しづつ改善していくしかないだろう。
「何事であれ、最終的には自力で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである」というのは、直感的には正しそう。
その記事についてあれこれ考え、咀嚼し、自家薬篭中のものにする価値があるか否かを5分以内に発見し、コメントにそのエッセンスを記載することができればブックマーク、もしそれができなければ廃棄
まずは上記のような基準でやってみようと思う。