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ktdiskのブログ

読んだ本の感想、所々の雑感、日々のあれこれを綴るブログ。

「システム導入ではなくBPR」という言葉の意味

リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新

リエンジニアリング革命―企業を根本から変える業務革新

ビジネスリエンジニアリングの簡単な定義を問われたら、我々は「初めからやり直すこと」であると答える。・・・<中略>慣例となっている手続きを廃止すること、会社の製品やサービスをつくり出し、顧客に価値を提供するのに必要な仕事を、新たに見直すことなのである。それは、「すでにもっている知識と現代の技術のもとで、もし今日この会社を再び創り上げるとしたら、それはどのようになるか」を問いかけることである。会社をリエンジニアリングするとは、古いシステムを脇に追いやり、初めからやり直すという意味である。

『リエンジニアリング革命』 〜リエンジニアリング−変革への道〜 P.55

「目的はシステム(ERP)導入ではなくBPR」、最近よく聞くフレーズである。あまりこなれていないがきっと、「単にERPを既存システムとリプレースするのではなく、ERPの機能/その他の情報技術を最大限に活用した上で、あるべき組織や業務のやり方をゼロから作りあげていく」というようなことなんだと思う。
が、「目的はシステム(ERP)導入ではなくBPR」と言っている人が考えているのが本当にそういうことなのか正直かなり疑問である。推測だが、大抵の人は「システム導入が目的ではなく業務を改善することが目的である」とより狭い意味(正確には違う意味?)で使用しているのではないか。マイケル・ハマー氏言うところの「初めからやり直すこと」という非常に重要なポイントをおさえて使用している人は、少なくとも私が仕事で接している人の中では少数派である。
おそらくBPRを推進していく上で有効なツールであるERPの活用難易度があまりに高く、システム導入することで精一杯というケースがあまりに多いので、「抜本的に見直す」ことより「単なるシステム導入ではないこと」が重要視されすぎることが原因のように思われる。

Googleで「BPR」の定義を検索してみたが、間違った定義は殆どない。にも関わらず、正しい使い方があまりされないのは、定義の中に腹におちない難しい言葉が一杯使われているからなのだろうか・・・。

http://e-words.jp/w/BPR.html

企業活動に関するある目標(売上高、収益率など)を設定し、それを達成するために業務内容や業務の流れ、組織構造を分析、最適化すること。たいていの場合は組織や事業の合理化が伴うため、高度な情報システムが取り入れられる場合が多い。

http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/bpr.html

企業改革において、既存の組織やビジネスルールを抜本的に見直し、プロセスの視点で職務、業務フロー、管理機構、情報システムを再設計(リエンジニアリング)するというコンセプト

http://www.cio-cyber.com/pj/ec2/yogo.html#BPR

2つの意味があります。(1)が狭義のBPR、(2)(3)が広義のBPRです。

(1)「業務フローを改造すること」
(2)「改造後の業務フローに合わせ、組織・制度・文化を改造すること」
(3)「それら改造後の組織・制度・文化に合わせ、人間モデルを改造すること」

要するに、コンピュータが「ない時代」に設計された業務フローを、コンピュータが 「ある時代」の常識に合わせて、改造する。

http://kw.allabout.co.jp/glossary/g_career/w000609.htm

仕事の流れや組織を抜本的に見直し、最適な業務フローを確立することをいう。
BPRは、職種や機能ごとの縦割り組織を否定する。顧客を中心に据えた視点で、業務をゼロから再編成するなど、大規模な業務改革を求めることが多い。

http://www.blwisdom.com/word/key/0017.html

業務全体を対象として効率や生産性を改善するために、業務全体を全面的に見直して、再構築すること。研究開発、製造工程、原価・品質管理、サービス、製品の供給方式などすべての企業活動を、首尾一貫したビジネスプロセスへ再統合し、効率や生産性を劇的に改善することを目指す。TQC(全社的品質管理)が部門内の個別業務の改善であるのに対し、BPRは企業活動全体を対象とした総括的な改革であることが大きく異なる。欧米での成功事例が伝えられたことから、1990年代前半に日本でも大きな話題となった。

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