ktdiskのブログ

読んだ本の感想、所々の雑感、日々のあれこれを綴るブログ。

Column

許してやれよ、「おとう飯」

内閣府の「おとう飯」キャンペーンが炎上しているとのこと。男性の炊事への参画を促すキャンペーンのようで、私からみれば厚労省の「イクメン」キャンペーンと大差はない気がするのだが、敢え無く炎上してしまったようで、色々なご苦労の末、推進されてきた…

家事と育児は足し算ではなく、掛け算

現在アメリカに住んでおり、先日家族が2ヶ月弱日本に一時帰国。私も日本には帰国したのだが、仕事があるので家族を日本に残し一人帰米し、3週間ほど一人暮らしをした(結婚以来こんなに一人でいたのはよく考えると初めて)。当然一人暮らしの期間家事は全部…

いわゆるカタカナ英語から抜け出す方法

私は正直、23年間のカナダ生活をはじめ、アメリカやイギリスでも英語を勉強したのですが、決してうまくありません。それはどうしても習得できない分野があるのです。私の考える英語上達のエッセンスとは三つのカテゴリーがあります。 一つは一般に学校で習う…

「都議会セクハラ野次」問題は騒ぎすぎ

都議会で塩村あやか都議会議員に対して飛ばされた野次について、大盛り上がりのようだが、不謹慎だの、犯人探しだので騒ぎすぎだ。野次の内容は確かに品性下劣だし、職務中の発言としては不適切極まりないし、これだけ話題になっているのに言った本人たちは…

女性役員のいる会社は競争力がある?そんなつまらん議論はやめたほうが良い

"女性役員のいる会社は、業績が良く、競争力もあり、イノベーティブな理由"なる記事を読んだのだが、外資系企業で声高に叫ばれるダイバーシティによる女性の積極登用を見てきた経験から一言言いたい。有能な女性の活躍の場が広がることはとても良いことだと…

「権限委譲」を否定するナイーブさ

権限委譲、リーダーシップ、チーム - naoyaのはてなダイアリー リーダーの役割は、組織が向かう目的を決めること、そしてその目的の実現に向けて、それぞれの組織の構成員が自分の責任にとらわれず自発的に行動をとるように、仕組みや全体の雰囲気を作ること…

英文メールを早く仕上げるための「書き出し」、「書き終わり」の10個の表現

最近、会社の若手の書いた英文メールをレビューすることが多い。見ていて感じるのは、内容はそれなりに伝わるであろうが、書きっぷりがあまり英文メールっぽくないということ。その原因を考えるに、「書き出し」と「書き終わり」が型にはまっていないことが…

習慣の効用と功罪

友人の薦めで“WHAT THE MOST SUCCESSFUL PEOPLE DO BEFORE BREAKFAST”を読んだ(Kindle Storeでのみの販売)。要点をまとめると、 朝食前の時間は邪魔の入りにくい最もコントロールのしやすい時間帯である 意思の力というのは一日の終わりになるほどに減退す…

IT部門に変革を促す提案とかを求める前に考えるべきこと

id:gothedistanceさんのブログをみて、”経企部門が吐露する「システム部門への不満」”という記事を読んで見た。コンサルタントの書いた提灯記事っぽいのであまり突っ込みすぎるのもどうかと思うが、自分の仕事に遠くない内容が多いのでいくつかコメントして…

ありがちな「キャズム」の3つの誤用

ジェフリー・ムーアの『キャズム』を今更ながら読んでみた。キャズム作者: ジェフリー・ムーア,川又政治出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2002/01/23メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 373回この商品を含むブログ (180件) を見る「キャズムを越えた、越え…

スティーブ・ジョブズ氏の訃報に寄せて

今年は原因不明の消化管出血を患い、検査のために病院に通う日々を一時期過ごした。「お前は若いから癌なら進行が早くポックリいく」なんて激励を周囲から受けつつ、可能性としてなくもないよなぁと死について考える貴重な機会をえた(幸いにも癌ではなかった…

時間の管理についての4つの金言

「時間ってこんなにないものか」と最近感じることが多い。決して多くの時間を無駄にしているわけではないし、時間の管理もかなりきちんという自負もある。だが、とても新しいことには着手ができないし、今手元にある中で何かを捨てようとしても、容易に捨て…

『日経ビジネス3月28日号 311 企業がすべきこと』日経ビジネスへの期待

今週の日経ビジネスは「311 企業がすべきこと」という特集でなかなか面白かった。冒頭で「復興に貢献する使命と決意」というタイトルで編集長の寺山さんの決意表明が掲載されており、非常に力のはいった文章で読み応えがあった。 誰が未曾有の難題に挑むのか…

リアルタイムで人とつながるということ Twitterの力

Twitterを使用しはじめてかれこれ半年ほど経つ。ブログ同様つぶやきの頻度は低いものの情報収集、発信のツールとして重宝している。先週の大震災の際になかなか得がたい経験をし、「リアルタイムで人とつながる」というTwitterの力を実感することがあったの…

ぶれるGoogleとぶれない任天堂

日経ビジネスの2011年2月11日号の「ゲームのデフレを突破」という任天堂岩田社長のインタビュー記事と「大企業病に挑むグーグル(原題:Larry Page's Google 3.0)」という記事が何とも対照的でなかなか面白かった。 3〜4年前はGoogleの記事というと飛びついて…

「話を聞かない夫」に「話」を聞いてもらうのに大事な5つのこと

なんてタイトルをつけるといかにも自分自身が「話を聞く夫」かのようだが、私はどちらかというと「話を聞かない夫」の部類に入る。「聞かない」というより納得感が一定以上に達しないと「話」として知覚できないというほうが正確な表現ではあるが、世の女性…

産後女性のコモンセンスとパートナーシップへの雑感

先日マドレネットワークサロンという会に妻と一緒に参加をしてきた。マドレボニータという主に産後の女性を支援するNPO法人が主催するもので、妻もその活動の参加している。二組の夫婦をパネラーにして子育てというより夫婦間のパートナーシップについて色々…

何をもってオープンソース・カンパニーとするのか?

Montyの"What is an Open Source Company?"というエントリーが面白い。世に自社のことをオープンソース・カンパニーとうたう会社は多いが、じゃぁオープンソース・カンパニーって一体何なのかということを問うている。エントリーの中で引き合いにだされたの…

「gifts(持って生まれたもの)」と「choices(自ら選択したもの)」

“The power of Words“ 経由で知ったジェフ・ベゾスのプリンストン大学での卒業式のスピーチがなかなか面白い。プリンストン大学というと2009年の世界大学ランキングでスタンフォードやマサチューセッツをおさえ、堂々の8位にランクされる俊英揃い(なお、日…

「仕事はできるが英語はできない」なんて考えはそのうち無くなる

楽天やファーストリテイリングが社内公用語を英語にしたことについて、議論が百出している模様。遅ればせながら私もこのネタに便乗してみたい。 英語が公用語という環境では、「仕事はできるが英語はできない」という人間よりも「仕事はできないが英語ができ…

大手SIer(インド)の収益向上がとどまることを知らない件

"大手SIerの利益悪化がとどまることを知らない件"で紹介されている表をちょっと拝借し、営業利益率を加えてみた。 #sier-report { width:550px; border:1px solid #ccc; } #sier-report th,td { border:1px solid #f1f1f1; text-align:center; } #sier-repor…

Googleの"The meaning of open"の要点

Google の Jonathan Rosenberg が"The meaning of open"というエントリーを書いたのは、話題になったのでご存じの方は多いと思う。色々なリアクションを見ると、検索と広告のプログラムを"Open Source"にしない理由に対する突っ込みが非常に多いように思うが…

日本とインドのシステムインテグレータの決定的な違いと日本の行く末

前回のエントリーで日本とインドのシステムインテグレータは非常に似通っているという話をしたが、今回は決定的に違う点を1点指摘したい。既にぶくまのコメントでも頂いているが、その違いは使用言語、もっと俗っぽいいい方をすれば英語力だ。インドのシステ…

インドの巨大システムインテグレータのはなし

以前、"インドのIT業界の階層構造事情"というエントリーを書いた際に、とある人気ブログの管理者の方から下記のような質問を受けた。 会社全体の組織体系はどのようになっているのか プロジェクトの進め方、チーム構成はどのようになっているのか プロジェク…

自動化、システム化についての雑感

現在アメリカ出張中で、先週1週間は自社の様々な業務の改善、改革についてアメリカの各担当者と情報共有、意見交換を行った。その中で再認識したのが、アメリカ人の自動化に対する飽くことのない欲望。「テクノロジーを活用すれば、機械に置き返ることできる…

Googleゼロ成長 2009年第2四半期決算考

Googleの第二四半期の決算が発表された。数字を見る限り、完全に成長は止まったという感じだが、C-Netは"グーグル、第2四半期決算を発表--広告売り上げが好調"なんて記事を書いており、びっくり。具体的に数字を見てみると、売上は前年同期比では確かに3%増…

物事を習慣化するための泥臭いステップ

本を読んだり、ウェブを徘徊していると、目から鱗が落ちるようなアイデアやLife Hacks術に出会うことは非常に多い。一方で、出会いの機会は多い反面、そういったものが自分の中で習慣化し、血となり肉となるケースというのは我ながら驚くほどに少ない。「あ…

便乗して岡田女史に釣られてみる

岡田女史の釣り記事(その1、その2)で、結構盛り上がっている模様。盛り上がりに花をそえているのは「釣り場の解説師」切込隊長。普段は岡田さんの釣りっぷりを揶揄し、釣られている諸氏に実況解説を加えるというのが彼のスタンスだが、今回は釣られサイド…

日本産業の重層的な階層構造の歴史

以前、"日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか"というエントリーを書いたら大きな反響を頂き、その反響の中で「本件は歴史を遡らなければ本当のことはわからん」というコメントをいくつか頂いた。おっしゃる通りと思いながらも、なかなか調べ…

文系でも参加可能なオープンソース型プロジェクトに30代集まれ

先日誕生日をむかえ、なんと34歳になってしまった。もちろん、まだまだ34歳という気持ちはあるが、自分より年下の社会人の層が十二支一サイクル分の厚みがあることを考えると、結構自分も年をとったなぁと思う。そして、年をとるにつれ、自分が上の世代から…

クラウド・コンピューティングは大企業でも適用可能か?

マッキンゼーが"Clearing the air on cloud computing"というレポートの中で、企業が自身のデータセンターを抱える際のコストとAmazonのEC2を利用する際のコストを比較しており、なかなか興味深い。 Current cloud computing services are generally not cos…

ハードウェア事業を手にしたOracleはどこへゆくのか?

OracleはSun Microsystemsを買収することによりハードウェア事業を手にしたこととなる。ハードウェア企業がソフトウェア企業を買収したことは多々あれども、その逆はかつて例がない。ソフトウェアがハードウェアのおまけだった時代から、ソフトウェアそのも…

OracleのSun買収 気になる海外の反応

"IBMのSun買収考"なんてエントリーを書いてから1月も経たないうちにIBMが買収をやめてしまい、Oracleによる買収が決まってしまった。何かエントリーを書こうと試みているのだが、解釈が難しくなかなかまとまらない。頭を少し整理するために、本件についての…

Google初の減収 2009年第一四半期決算考

Googleが2009年の第一四半期の決算を発表した。売上は前年同期比で6%増加しているものの、前四半期比では、3%減少と初の減収。かろうじて前年同期比でプラスをキープしたものの2008年第一四半期の前年同期比は42%増、2008年第4四半期の前年同期比は18%増だっ…

マッキンゼーのクラウドコンピューティングの定義

Nich Carrのエントリ経由で知ったのだが、マッキンゼーが"Clearing the air on cloud computing"というレポートを発行しており、そこに諸説あるクラウドコンピューティングの定義がのっており、流石にきれいにまとまっているので紹介したい。 1.Hardware man…

IBMのSun買収考

IBMによるSun Microsystemsの買収がいよいよ大詰めにはいっている模様。2000年のピーク時には時価総額が2,000億ドルをこえたこともあった(尚、現在IBMの時価総額は1,372億ドル)Sun Microsystemsが、10年も経たないうちに、その価値をわずか63億ドルほどに…

芯のあるジャーナリストとないジャーナリスト

日経ビジネスの2009年3月31日号の「敗軍の将、兵を語る」がかなり面白い。 ネットによる言論も大いに結構です。ただ、教養に裏打ちされた文章ばかりというわけではありません。このように言論状況が玉石混交となっている時だからこそ、論壇誌として健全な論…

『暴走する資本主義』にみるアメリカ企業の限界

『暴走する資本主義』は話題になっただけあって、現代の資本主義に対する考察として質はかなり高いし、興味深く読むことができた。ただ、企業に求められる社会的な責任に対するライシュの結論に対しては、私はかなり違和感を覚える。 暴走する資本主義作者: …

IBMとAmazon提携にみるIBMのCloud Computing時代の戦略

久しぶりにNich Carrのエントリーを紹介したい。"Another little IBM deal"というエントリーでIBMとAmazonの提携について考察しており中々面白い。ポイントをかいつまんで書くと、 IBM DB2、Informix Dynamic Server、WebSphere Portal、Lotus Web Content M…

アイデアを行動にうつすためのもう一つのアイデア

本を読んだり、ネットを徘徊したりすると目から鱗が落ちるようなアイデアと出会うことは非常に多い。一方で、「読んで目から鱗が落ちただけではだめ」とか、「何冊も自己啓発書を読むよりも、2〜3冊に書かれていることを確実に実行するほうが大事」とか、頭…

インドのIT業界の階層構造事情

"日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか”というエントリーに対するコメントで他国のIT業界構造への理解も必要との指摘を頂いた。日本と同様にシステムインテグレータがIT業界において大きな役割を果たしているインドを良く理解することは大事…

情報サービス産業におけるグロス・ネット

先日書いた"日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか”というエントリーには多くの方にアクセスして頂いた。そして、私にとっての何よりの収穫は多くの方にブックマークも含めコメントやトラックバックを頂いたこと。これらの貴重なフィードバッ…

日本のIT業界はなぜ重層的な階層構造をとっているのか

外資系のソフトウェア・ベンダーに転職して1年が経つ。転職するまで日本のIT業界の構造についてじっくり考えることなどあまりなかったのだが、今の会社で仕事をしていると否が応でも考えなければならなくなる。日本のIT業界はアメリカと構造が異なる点が色々…

"Goolge社員が辞める理由"から垣間見るGoogleの姿

TechCrunchの"Goolge社員が辞める理由"というのがなかなか面白い。ざーっと全部のスレッドを読んで見たので、いくつか気になったポイントを紹介しながらコメントつけてみたい。 I had an equally ridiculous hiring process - although mine actually seemed…

読書によりバリエーションを持たせる宣言

私は"Casual Thoughtsの書庫"という書庫ブログを作成し、読んだ本の気になった箇所をオンライン上にためているのだが、今週末、今年読んだ本の一覧を眺めていて、少し自分自身のことが不安になった。勝間本を読み、梅田本を読み、ジョブズ本を読み、今年が終…

Amazon EBSと日本のシステムインテグレータの行く末

Amazon EBSというAmazon Web Serviceの新しいサービスが開始された。強烈なまでに投資と試行錯誤を繰り返しながら、着実にCloud Computingの持ち駒を増やすAmazon。きれいごとだけでなく、泥臭く、そしてスピード感をもって一歩一歩着実に進むその姿には本当…

プラットフォームとAPIについての素人臭い理解

前回のエントリーで、クラウド・コンピューティングの1つのモデルとして、蓄積したデータベースそのものをAPIを用いて開放し、再利用・相互連携のしやすいアーキテクチャを作るという手法を紹介したが、このAPIという言葉は私のようなコードを書かない人間に…

日本人の英語力とIT業界の階層構造のはなし

久しぶりにR30さんが”「日本語吹き替え番組禁止法」はいかが?”というエントリーを更新していた。ニュースであれ、映画であれ「日本語吹き替え」があらゆるところで、かなり手厚いレベルでなされていることそのものが日本人の英語力の低下を招いている、とい…

著作権のきれているはずの「ねずみ」に対する雑感

そろそろ3つになる娘がいる私。昨日は炎天下の中、家族サービスでディズニーランドにでかけ、肉体的な疲労が色濃いので、今日は軽いタッチで表題のことについて思ったことを書いてみたい。 ディズニーランドというのは、そもそも家族連れで賑わい、おとうさ…

情報大洪水時代を生き抜くために大事な2つのこと

過去2回のエントリーでNich Carrの“Is Google Making Us Stupid?”を取り上げたが、私なりの考えも混ぜながら要点をまとめ直すと下記のような感じになる。 モノを読み、考えるという行為・能力は後天的に形作られるものであり、神経学・生物学的レベルで脳の…

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